夏の終わり頃から、よっちゃまダウン気味。





8月半ばごろに発熱(38℃ちょっと)→服薬で翌日には平熱に。その後、半月ほど鼻水、鼻声、咳が続いたところをみるとやはりカゼ風邪だったのか。。。ただ、熱が下がればじっと寝てることのできないよっちゃまだから、長引いてしまったのかもしれない。


風邪で体調不良からきたのか、じんましんが出る:もともと青魚、特にサバにはアレルギーがあるので、食事からははずしてもらっていた。それなのに、出る。原因が特定できないため、動物性たんぱく質(肉類、卵、乳製品など)禁止。食事はもっぱら野菜中心に。ところが、野菜嫌いのよっちゃま。お皿をつついてはお箸でお肉を探すいじましさ。なにしろお肉大好きラブラブのよっちゃま。いままでお肉でじんましんなんて出たことないのに~ガーン


原因をつきとめるには専門医の受診が必要。老健施設でできることは限られている。ところが、介護保険で老健施設入所中は、医療保険による外部医療機関受診が制限される。方法はまったくないわけではないが、厳密には医療保険を使って外部受診をするならいったん施設を退所しなければならない。ここが面倒なところ。特養ホームやグループホームなどは「在宅」扱いになるからかまわないらしいのだけれど。


そんな手続きや施設側との交渉の面倒さを考えると、まぁ命に別状ないなら少しくらいブツブツが出たって、施設の医師や看護師の判断で処方される薬を飲めばいまのところはすぐにおさまるのだから・・・と面倒なことはついつい先延ばしにしてしまっている。


そんなこんなで、じんましんは出たり引っ込んだり。最近は、朝によく出るという。気温の変化によるもの、寒くなってきたので朝方の冷えから出てきている「寒冷じんましん」かもしれない、との見方も。いずれにしても、特定はできていない。


ただ、しょっちゅう「出てるぅ!」とか言われてるよっちゃまにとっては、これもひとつのストレスになっているかもしれない。





わたしも8月半ばから半月以上風邪で面会に行かれなかった。わたしの風邪のこともよっちゃまはずいぶん心配してくれた。そんな不安や淋しさもあっただろう。





夏を越すと、レベルダウンする高齢者が多い。


施設内でも、夏疲れか微熱が続くひとが結構多い。そうして横になっている時間が続くと、体力的にも気持ち的にもダウンしてしまう。認知の部分でも。





そんなわけで、よっちゃまもまた一歩進んだ、というかレベルダウンしたというか。。。





夏だけでなく、冬を越して春が来ると、「やっと冬を乗り越えたねぇ。。。」という安堵感とともにレベルダウンがやってくる。


それでも、これから暖かくなろうとする季節、日が長くなり明るくなる季節だから、まだ復活も不可能ではない。


よっちゃまも、冬の間のユニット内でのちょっとしたトラブル?(わたしにとっては施設にとどまれるかどうかの危機一髪事件だったけど)でレベルダウンしたものの見事復活アップ お絵描きまでできるようになったニコニコ






でも、これから冬に向かうこの時期はちょっと難しいかな。


元気ではあるんだけれど、なんだか活力がない、っていうのかな。


じんましんのことや、いろんなことを忘れてしまったり、下の粗相のことなど、よっちゃまなりに気にしているのだろう。記憶のことでは、かなりの不安がある。


ほんとにねぇ、このごろこういうふうになんでも忘れちゃうの。困っちゃうわ。


そぉ? 困る?


ま、困るってほどじゃないけど・・・でもね。


そうね。でも、よっちゃまが忘れてもみんなが覚えててくれるからだいじょうぶよ。


そうね、仕方ないわね。


と言いつつもやはり表情は淋しそう。






いろんなことが出てくるので、訪問すればスタッフと話すことが多い。


そんなスタッフとわたしのやり取りを眺めてる目よっちゃま。


まずいな、と思うけれど、よっちゃまはわたしのそばをくっついて離れないから仕方ない。


スタッフとわたしが話している内容はほとんどわかっていない。ただ、自分のことを話しているんだ、ということはわかってるから


ごめんなさいねぇ。どうかよろしくお願いしますね。


とスタッフに声をかける。わたしもいっしょに親子で頭を下げて


どうかよろしくお願いしま~す。






帰りには、よっちゃまユニットの前の道を通る。


窓に張り付いて両手を振り続けるよっちゃま。


わたしも車をスロー・ダウンしてしばらく手を振る。


よっちゃまはうんうん頷きながら手を振っている。


ひとしきり手を振り合うと少しずつ前に進んで、カーブを曲がると見えなくなる。




きょうも一日、無事に終わった・・・と思いながら帰ってくるこのごろ。。。