米国アル・ゴア副大統領の首席スピーチライターを務めたこともある作家ダニエル・ピンク 。
『フリーエージェント社会の到来―「雇われない生き方」は何を変えるか』/ダイヤモンド社
『ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代』/三笠書房
『モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか』/講談社
など、キャリアアナリストとしての視点から時代を切り取ってきた著書でも有名です
- この方、スピーチ原稿を書くだけでなく、自身のスピーチも相当うまくて面白いんです!
- その彼が、やる気についての驚くべき実験と、
これからの社会の在り方についてスピーチした動画がこちら↓
- ↓
http://www.ted.com/talks/lang/ja/dan_pink_on_motivation.html
この中で、やる気に関する科学的実験の結果と、
それがビジネスの世界が繋がっていないことを指摘しています。
さて、無理やり“やる気”を起こさないとなかなか行動できない事ってありますよね。
はたまた、夢中になってる間に時間が経ってしまっていた!というようなことも。
違いは、後者の場合は、自らやりたいという内側からのモチベーションでの行動であること。
どっちが、よりよい結果を出せるかと言うと、言わずともがなです。
仕事の場面において、結果を出させるために、
インセンティブ(報酬)を与えるというやり方がありますね。
また、何かが出来なければペナルティを与えるという方法。
いわゆるアメとムチによる、やる気の出させ方です。
これらは、外側から与えられるモチベーションです。
MIT(マサチューセッツ工科大学)の実験でも明らかになったことに、
あるゲームを早く解いた者に賞金を与えると言ったチームの方が
結果が格段に悪くなったというのがあります。
このことは、単純なルールに乗っ取ったルーティーンワークや
狭い視点で目の前のゴールを達成する時は外的動機でも何とかなるが、
クリエイティブかつコンセプチュアルな右脳的思考が必要な時、
外的なモチベーションでは限界があることを示しています。
内的モチベーションで臨む仕事にこそ、
これからの答えのない時代を切り抜き創造していくのに必要不可欠なのです。
Google社も、その辺りを意識した人財活用によって、
新たなソリューションを見出しているようですね。
◇内的モチベーションによる3つのアプローチ
AUTONOMY 自分で決めたい
MASTERY 成長、上達したい
PURPOSE 自身を超えてより大きな目的のために動きたい
これらを満たすことこそが、個人のパフォーマンスを上げ、
ひいては組織のパフォーマンスを上げてくれることに繋がっていくでしょう。
詳しく知りたい方は、ダニエル・ピンクの講演映像をご覧になって下さい。
日本語字幕付きです。
↓
http://www.ted.com/talks/lang/ja/dan_pink_on_motivation.html
With love & passion