息ができない | つばめにのって ~肺腺癌との闘い~  番外編でチョコレート膿腫

つばめにのって ~肺腺癌との闘い~  番外編でチョコレート膿腫

2010年11月、母が肺癌宣告を受け、
ここから、これまでの恩を返す時間が始まりました。

そして2012年4月7日、母は永遠の眠りにつきました。

この経験がどこかで誰かのささえになれたらと思います。

番外編で、チョコレート膿腫のことも書いています。


相変わらずの咳・・・


横になっている時はそうでもないのだけれど、

座ろうと体位を変えると、とたんに咳き込んでしまう。


咳き込みが激しいから

会話も十分にできないし、

もちろん食事も満足にとれない。


咳止めのリン酸コデインは

通常の咳にはきいても

やはり肺癌、胸水貯留の為の咳は止められないようだ。



2月1日深夜・・・

母は呼吸苦からナースコールを押した。

咳き込んで息が吸えなくなった。

苦しさを訴える母。


ついに・・・


酸素投与が始まった。


そしてレスキューの咳止めとして

オプソ内服液も処方された。



いつかは必要になるだろうと思っていたけど

こんなに早くその時がくるなんて思ってなかったし、

実際に鼻の下に通しているチューブをみると

・・・つらかった。


ベット上では0.5L、

トイレへ行くとき車椅子搬送で1L、


24時間持続点滴に加えて

酸素チューブもつながって

母の自由度はぐっと下がった。


それでも、いつか元気になると信じて

がんばっている母を

どうやって励ましていいのか、

正直わからなかった。