編集者になるには | 雑誌編集者の裏ブログ

編集者になるには

どうも、こんにちは。


たいへんご無沙汰しております。

すいませんでした。


今、コメントを見たら、就職活動中の方からコメントを頂きました。気付かずにすいません。


で、編集者になりたいとその方はおっしゃっています。


大手出版社で編集者に新卒でなるための条件があります。ここから先はあくまでも私の印象ですから、完全に信じ込まないで下さい。また、「テキトーなこと言いやがって!」という文句に対しては何も返事しませんので。


①偏差値の高い大学にいること

②女性だったら美人であること。

③意見がかなり鋭いこと。頭の回転が速い! と面接で思わせられること。


 この条件を満たしていれば、ある程度進むかもしれません。


 出版社に新卒で入るのはかなり難しい。しかも、お気に入りの雑誌の編集者になれる確率はそこからさらに下がる。


 各出版社には「目玉」とも言える雑誌があります。そして、その会社を受ける人の多くは「目玉」雑誌の編集者を希望するでしょう。たとえば


マガジンハウス:BRUTUS、anan、ダカーポ

講談社:週刊少年マガジン、FRIDAY

文藝春秋:週刊文春、Number

新潮社:週刊新潮

日経BP社:日経ビジネス

東京ニュース通信社:テレビブロス

扶桑社:週刊SPA!

小学館:CanCam


といった感じで。仮に30人の採用があったとしても、上記編集部に行けるのはせいぜい1人です。


 人事や経理、営業に配属される可能性も高い。


 だから、「どうやったらなれるか?」という質問に対しては、「難しいけどがんばってください」としか言えません。


 あと、出版社の試験はやたらと難しいです。余計な知識とか事前に仕入れなくてはいけません。


 ただ、ウラワザがあります。


 私もそうなのですが、いきなりフリーランスの立場で出版社にもぐりこむと、社員よりも完全に早く編集者になれちゃうことはあります。


 出版社に正社員で入ることが編集者への近道だ! なんてのはウソ。外部編集者がかなり多い昨今、フリーで行く方が楽なケースもあります。