矛盾してるように聞こえる
かもしれませんが、みかりんは

「学校なんて行かなくて、
独学で勉強した首相も出てくるべき!」

という意見と、

「年に三千人あまり入学する東大に
合格できないような人に
首相になってほしくない」

という意見は、
どちらも一理あると思うのです。

必死の努力を経験している人がよい
という意味ですよね?
そのエネルギーのある人を
リーダーにと望むのは、
国民として当然のことだと思います。

みかりんは、政治家って、
とても切ない立場だと思います。
たった一言で、全国ネットどころか
世界中に恥をさらし、
死ぬほどバッシングされるなど、
私ならとても耐えられません。

お気の毒には思いますが、
いや、しかし、
日本の代表なのに日本語をきちんと
使えないのは、やはりまずいですから(-。-;)

政治家の失敗は、お金がらみと
女性問題が多いようですが、
それ以上に多いのが
失言によるものではないかしら?

言いたいことはわかる!
悪意などない!
素直ないい人だというのも、すごくわかる!
しかし、言いたいことを
ちゃんと伝えるのに必要なボキャブラリーが、
やはり足りないなぁ!と思うわけです。

その昔、世間を騒がせた
「子供を産む機械」発言。
これって、妊娠出産が可能な女性
という意味でしょ?
その数が限られているのだと
言いたかっただけですね。
少子化問題は、大変深刻である
と訴えたかったのです!

「年寄りは働くしか能がない」
という発言にしても、
旧きよき日本人である高齢者は、
とても勤勉で、遊ぶことに
どこかうしろめたさがあると、
そのことを言ってるのです!

定年をむかえて久しい年齢でも、
まだまだ元気でパワーがあり、
その力や経験による知恵を活用できる
世の中にしたいと言いたかったはず。

どちらも、すぐに失言に
気づいて謝ってましたね。

これが見るからに怖そうな人なら、
少しは遠慮するのかもしれませんが、
大臣方はおぼっちゃん育ち。
人柄が柔和ですから、
噛みついてくることはない。
叩くほうは手加減をしません。
見ていて痛ましいような光景でした。

他にも、ことわざ、格言、故事成語
などなど、よく知らないのに使うから、
言いたいことが、
とんでもない受け取りかたをされる
先生方みなさん“悪意”じゃなくて、
“ボキャ貧”なんです。

それって、小説を
読まないからじゃないのかなぁ。

まずは、ストップ・ザ・ボキャ貧‼

政治家を志したら、
寝る間を削ってでも本を読む。
デビュー選挙が決まったら、
地域住民が「私たちの代表」
という責任感のもと、
バシバシ突っ込んでボキャ貧チェックする。
演説を聞いて、こりゃアカンと思ったら、
党のエライ人やら、後援会やらが、
激ヅメしてでも直してあげる。

そうやって、どこへ出しても
恥ずかしくない先生に育ててから、
国会へ送り出す、これぞ愛❤

「年に三千人あまり入学する
東大に合格できないような人…」

と言った人の表現を借りるなら、私は
「10巻やそこらの長編を
読破できないような人」
には、首相はおろか、
政治家にもなってほしくありません。

国をあげてイジメられている人を
見るのは、とても辛いのです。