ことだまの話

相変わらず、メディアが「不景気だ！不景気だ！！」と騒いでいます。なんだか不景気を煽っているような気がするのは、私だけでしょうか？不景気になると、まっ先に削られるのは広告費ですこの人たち、自分の首をしめてないか？と、ついつい余計なことを心配してしまいます。
「ことだま」という言葉があります。「言霊」または「言魂」と書きます。言葉には力があります。言い続けると、それは得てして本当になってしまいます。
だから素敵な口癖をつけたいものです。
「私なんてダメ…」と言い続けると、どんどん卑屈になります。「お金がない」と言い続けると、ますますお金に嫌われてしまいます
２ちゃんねるほか、ネットの書き込み中傷を私が嫌うのは、悪性ウィルスのように、またはスキルス性の癌細胞のように、悪いことだまが広まってしまうからです。その結果人が死んでも、正体のわからない殺人者は裁かれることはありません。
同じ理由で、作家はいつでも人を殺せます。言葉には力があり、ゆえにペンは重いと、つねにそのことを忘れずに書いてゆきたいと思っています。