19：00頃、叔母のお見舞いに病院へ行った。
手術をして腫瘍は摘出したものの
毎月治療の為の入院をしていて、
今月で3回目。
初回の治療で頭髪はほとんど抜けてしまった。
いつもは明るく振舞っている叔母も
病院というハコの中に入ってしまうと
どうも調子が悪くなるよう。
そりゃあ、そうよね。
病院ってそういうところよね。
不安が何倍にもなっているに違いない。
そして、その叔母はそんな時にも
あたしへの心配は忘れない。
これからの会社の心配。
あたし達家族の心配。
つくづく、情けなく思った。
病人に心配されて、
あたしはしょうもないな。
本当に情けない。
これからオープンさせる店舗。
例え周囲に「期待」されているとしても、
「心配」されているとしても、
経営がうまくいくかなんて、
そんな事、やってみなけりゃわからない。
誰にもわからない。
きっと、あたしの心にあるそんな適当さが
叔母の心配の元であるに違いない。
でもね、絶対に計画通りにしますから。
あまりにも奇抜なコンセプトを掲げたので
これまでの経営をしていた叔母に
それを理解してもらうためには
まだまだ時間がかかるんだろうな。
ただね、あたしはどんな事でもやっていきますから。
やらなければならないことは
はっきりわかっていますから。
絶対に失敗はしないから。
「商品を売るという事。」
この商いの基本に基づいたあらゆる手段を尽くします。
それしかないのですから。
たったこれだけです。
このためにあらゆる努力を尽くします。
心配しないで。
ごめんね。
結果をみてもらうしかありません。
とにかく、
がんばるから。
ごめんね。
未来へ歩こう