首都圏主要駅におけるアニメ・マンガコンテンツ交通広告展開 ラブライブ!編 | 日本アニメ視聴館  アニメ公式配信紹介

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アニメコンテンツやアイドルコンテンツに関して、記録や思ったことを徒然に記しています。

φ(.. ) どもです。寒いのが苦手なゐろはです。


今回は広告について、鉄道の施設内に設置されたいわゆる交通広告での
アニメ・マンガコンテンツ広告についていろいろ見てきました。

世のなかに当たり前のように見る宣伝広告について
どのような目的でどれくらいの費用(先行投資)をかけて
宣伝を行っているのか。またその宣伝における工夫などを
交通広告というジャンルにクローズアップしてあらためて調べてみました。


宣伝とは

宣伝とは商業の面でわかりやすくいうと企業や商店もしくは公人(芸能人など)が
自身が提供する商品やサービスを一般大衆へ知ってもらうための活動
もしくはそれに関して購買意欲を高めさせることを指すと考えています。

広告とは

広告は宣伝活動の一つとして広く一般大衆へ宣伝を行う方法で
駅や鉄道やバス、新聞や雑誌、チラシなどのフライヤー、インターネット上での
バナーなども広告にあたります。

今回は不特定多数の人々が行き交う鉄道施設・駅構内の広告に注目してみました。
このような広告を交通広告といいます。

交通広告の特徴としては人々が日常的に行動するうえで活用する様々な交通機関や
交通関連施設、さらに移動時に乗車する乗り物とそれに関する施設のスペースを活用した
広告媒体の総称のこと。

人々が普段の生活にあたる通勤・通学・購買行動(買い物・レジャー等)の習慣行動で
日々自然と反復的に目に入り、広告の情報を接触する機会として交通広告は欠かせない
マーケティング媒体として幅広い用途に活用されています。

調べてみた路線はJR東日本山手線主要駅と東京駅構内です。
なお、今回は鉄道車内の広告記録はしていないです。


ラブライブ!

μ’sユニット ニューシングル × 山手線車両

紅白歌合戦にμ’sの出場で注目度が一層高まっているラブライブ!
アニメ・ゲーム・声優陣によるライブ・書籍などのメディアミックス展開で知られている
アイドル系コンテンツですが今回、μ’sメンバーのなかのユニット
Printemps(プランタン)でのニューシングル曲発売を記念して
山手線1編成にPrintempsメンバーのイラストを車体にラッピングした
装飾列車を期間限定で走行しています。※
※Printemps(プランタン)号は2015年11月29日まで予定


こちらは鉄道車両が動く広告という役割を兼ねることになるので
駅だけでなく山手線沿線でこの車両を目撃した人に対しての告知となるので
宣伝効果も大きいと考えています。

先頭車正面部分に「Printemps」のロゴデザイン。


各車両側面中央付近ドア横にはメンバーと新曲名を記した広告が計4種類設置。
1両につき両サイド計8枚設置。
11両編成なので88枚+ヘッドマーク2枚の広告セットになります。


車体側面広告はコラボシングル楽曲名「WAO-WAO Poweful day!」と
11月25日発売の表記があります。

通勤・通学利用者だけでなく多くの利用客がドア横にある広告を見る機会があるので
非常に高い宣伝効果があるといわれています。

参考程度に山手線1編成での広告費用はどれくらいか調べてみると
2週間の掲出期間でおよそ600万円はかかるみたいです。※
先頭車のヘッドマークは別途費用がかけられているかもしれないですね。

ジェイアール東日本企画 車体広告 ADトレイン+車体広告 PDF
交通広告ナビ 電車広告(車体広告)+JR東日本
株式会社オリコム 電車車体広告(JR東日本) PDF

今後第3弾まで2週間ごとの掲出期間設定で走る予定なので
費用がどれほどかかるかは予想がつくと思います。

しかも、スクフェスの国内ユーザー数も大台を突破し続けているので
また別編成もラッピング広告で走るのかな?
などと気軽に発言しても、実際には相当な費用がかかることは知っておきたいところ。

 


ただ単にかわいいからノリで貼ってるわけじゃないですよ~。
ちゃんとした広告でコンテンツ戦略として頑張っているPrintempsなのです。

「シングル買ってね!」
(ラッピング費用にシングル約5,000枚分と思われます)

11月24日付オリコンデイリーチャートで2位、Mステで3位と好発進なので
ラッピンング制作費用分は問題なく回収できたと思われます。
※2015年11月25日付 売り上げ9,359枚

 



車体広告の弱点は他の車内広告に比べ広告掲出対象の絞り込みが大きいわりに
費用が高いのと広告車両が事故や故障に遭うと復帰するまで
営業線に出る機会が失われる点ではないかと思います。

でも、車体広告は普段では見られない華やかさも演出するので
JR東日本山手線に限らずあらゆる鉄道会社やバス会社などの交通各社で導入されていて、
交通広告ではスタンダードになっています。

余談ですが2015年11月30日から山手線新型車両E235系がデビューしますが
その新型車両にラブライブ!のラッピング広告を最初に施したら
全国のテツライバーが殺到すると思いますよw。

せっかくなので「WAO-WAO Powerful Day!」の試聴動画貼っておきます。




スクールアイドルフェスティバル × 駅構内広告

こちらはブシロード(ブシモ)とラブライブ!によるスマホアプリゲーム
「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル」の広告。

この大型の駅広告はいわゆるサインボードといわれるものです(ポスターではない)。
設置されている場所はコンコース壁面や階段の壁面、ホーム周辺などです。

サインボードはあらゆる場所で設置枠が用意されていますが
あらゆる企業が希望の場所での設置を考えているので
より目立つ場所への設置を実現させてようとする企業の頑張り具合?が
垣間見えるかもしれないです。

掲出場所やサイズ、期間によって費用は異なるのでこれも注意深くみると
面白いかもしれません。

こちらの広告は品川駅の某所に設置されていましたが
なかなか目立つ位置だったのではないでしょうか。

こちらも期間での設置はジェイアール東日本企画が提供する
山手線B0ネットワークボードだとすれば
15駅・18面1か月使用で350万円かかることになります。※

山手線内主要駅を網羅している山手セットボードだと36駅44面1か月で1,200万円です。※

※実際にかけられた費用ではなくあくまで一例です

※クリックするとスクフェス公式ウェブサイトが別タブで開きます。


広告のデザインを見ると当然ながらμ’sのキャラクターを中心に配置し、
「祝 全世界2000万人」の文字が大きく記されています。
非常に多いユーザー数を大きな文字でPRしつつ、何のゲームかわかるように
写真でスマホゲーム画面が入れられています。
左側1/4のスペースを超レア(UR)小泉花陽(μ’sメンバー)の
描きおろしイラストカードをプレゼントするキャンペーンが告知されていました。

この広告について何のゲームでどんな内容なのかetc・・・みたいなことは
文字にせず右下の検索欄イラストでのスクフェス表記で調べてもらうかたちにして
パッと見でスクールアイドルフェスティバルの話題&ニュースがわかるように
デザインされているように思えます。

大変多くの人が行き交う駅構内で足を止めて読んだりしてもらうよりも移動中に
すぐに内容が理解できるようにさせているものと思われます。
足止めさせると逆に行き交う人の邪魔になったり
ぶつかったりと危ないことも考慮してわかりやすいデザインにしているのかもしれないです。


このように広告はTV各種ニュース・CMやネットだけでなく
普段外出した際にふと目にするサインボードやポスター、ラッピング広告電車・バスなどを
日常の移動の際に複数回に渡って見て記憶されることで
次第に興味関心を抱くきっかけになる効果を与えるものと考えています。

特に首都圏では1日3500万人の利用者が公共交通を利用していることから
交通広告の役割と効果はマスコミニケーション同等の非常に高いものといわれています。

コンテンツ戦略としても宣伝活動をすることで話題性の維持、向上、
新規ユーザー、ファンの獲得など、関連マーケティングのサイクル活性化を
与える有効な手段として広告はあらゆる媒体を通じて今後もますます発展してゆきそうです。

特にプロジェクト進行中のエンターテインメントコンテンツは
トレンド力を維持、向上の面で重要な広告のひとつと思います。

今回はラブライブ!関連の広告についての紹介と考察でした。
また気づくことがあれば加筆しているかも。

読んでいただきありがとうございました。
それではまた(^^)ノシ。

参考 交通広告についての詳細について記されています

交通広告ナビ

株式会社JR東日本企画 駅メディア サインボードの種類・設置例・料金表が確認できます。
この価格を見るとピエー!って思う人いるかも^^;。あの作品もこんなに費用を・・・?

ORICOM.交通広告

協立広告 交通広告とは


ラブライブ!(公式ウェブサイト)

ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル

写真はすべてゐろは2015撮影