評価されず、強制されない環境 日木流奈さん | Naomiのスピリチュアルジャーナル

評価されず、強制されない環境 日木流奈さん

先週、図書館に絵本を借りに行った時
なぜか気になる場所があって、そこで目に入ったのが
「人が否定されないルール(日木流奈著)」
題名も意味深だな、と思って借りました。



日木流奈さん(君?)は脳に障害を持って生まれた男の子で
彼が12歳の時に書いた本です。
なぜか、名前を聞いたことがあるような…と思ったのですが
テレビにも取り上げられたことがあるようです。

内容は、と言うと高度な教育理論が、大人の視点と
子供の視点を交えて、分かりやすく書かれています。

障害をもって、コミュニケーションが取れない状態で
「高度」な情報を発信しているので、否定されることも多いので
きっとそんな題名になったのでしょうが、
子供に対してだけでなく、人、多数の人に対する態度の
ヒントがたくさん載っています。

ドーマン式の教育方法で、声が出せなくても
文字をさすことでコミュニケーションが可能になったそうですが
素晴らしい可能性を感じます。

今は20歳近くになっているそうで、震災後に
講演をした以外はあまり活動をしていないようですが
その講演の記録も、素晴らしい内容でした。


子供には、評価されず、強制されない環境が必要。
子供時代にそれが与えられず、大人になってしまった人も、
「今、この瞬間から」それを始めるしかない・・・
と言うようなことが書かれていました。

子供のうそや、ごまかしは、理解もできるし、
悩まされるものですが、それに対して
印象に残る言葉が書かれていました。


「ズルをしたい時、絶対的に信頼してくれる大人がいたとしたら・・・
それを裏切るのは難しいことです。」

もっとアクティブに知恵をシェアしてほしい人です。