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2015年、自分を再スタートさせるために旅に出たとき

書いていたブログの転記です。

大切な原点を残しておきたいと思います。

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2015.10.12

 

 

 

ハワイ諸島には今までに2回来たことがある。

最初に旅行先に選んだのは、行ったことがない場所だから、という理由。

 

 

お正月になると大勢人が向かう国。なんとなくミーハーに思えてしまって、

最初はあまり好きではなかった。

 

 

2回目に来た時は迷いの中にいた頃。

その時に、目に映る自然の色が鮮やかすぎて、しっかり根を張ってる木がでっかくって、

そこら中が生命力に溢れていて、

ぐんぐんと、目から鼻から栄養が体中を巡るような気がした。

 

 

朝起きて散歩して、

でっかい木に手を当ててどんなに長い時間ここに根を張っているんだろうと考えていた時。

通り過ぎた男性がI did itと言った。

 

 

自然と繋がろうと思う気持ちを、分かるよ、と言ってくれるこのオープンな文化がとても好き。

 

自分の人生を見直す時が来たら、

その時は生命力が溢れるこの場所で過ごそうって決めていた。

 

 

 

ここは生まれ育った秋田にも似てる。

夕方の海と空を見ていると、水が張った田んぼがオレンジに染まった風景と重なる。

 

 

今日はとびきりきれいな夕日よ、と言われて見に行った空は、秋田と同じ色をしてる。

好きなルーツはやっぱり育ってきた場所にあるのだろうと思う。

 

こんなに遠くにこなくても、きっと近くに見たいものはあるのかもな、そんなことを思う。

けど、それも出なくちゃ分からないんだよね。

 

 

 

今は、一番にぎわっているワイキキから離れた所ばかりにいる。

 

 

お店でも道でも、目が合うと笑ってくれるひとたち。

目があうだけでもしっかりと交流し挨拶できることを知る。

 

 

まっすぐな目と笑顔に触れる度、

やばいな世界って、私が思うよりもずっとずっと簡単に、

もっとたくさんのものと繫がることができるんじゃないか、って思う。

 

 

言葉の壁うんぬんよりももっと前の話で、

相手に会えて嬉しいってゆうもっとシンプルで人間くさい想いだけで、

いとも簡単に、

繫がることは実現されてしまうんだ。

 

 

たとえそれが一瞬であっても。もう会えないひとだとしても。

 

 

 

帰りに寄るコーヒースタンドのお兄さんは、今日も夜コーヒー飲んで大丈夫なの?と笑う。

海への道の途中にある駐車場のおじいちゃんは、今日も元気?と手を振ってくれる。

おにぎり屋さんのおばちゃんは、今日はどれにする?といいながら握ってくれる。

スタバで歌いながら楽しそうにコーヒーを出してくれる兄ちゃんは、enjoy!とウインクする。

カフェにいると2人がけの向かいの席に、share!と言いいながらお姉さんが座ってくるよ。

 

 

交差する一瞬。

 

 

これからの自分を思うと、ワクワクと交互に来る焦りも不安も、時にはでっかい波のようになってすでにのまれそうになる時もあるけど、

外に出れば、人も自然も生命力に溢れてるから、きっと大丈夫だって思える。

 

 

 

やっぱり、来て良かった。