謎の未承認国家、沿ドニエストル共和国(ティラスポリ・観光) | ~国連加盟国193ヶ国すべて渡航済み!~アマゾニアンのブログ

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海外旅行をしながら買い付け、目指せ200か国雑貨の「コパカバーナ」、20代で世界100か国以上を旅行して40歳で国連加盟すべての193ヶ国に渡航しました。主催するともに日本最大の海外旅行オフ会と日韓交流会についてのブログです。世界一周後も旅三昧生活!


ロストバゲージのバッグが戻りやっと移動ができる。ドニエステル共和国からウクライナのオデッサに抜けるのだがバスも電車も満席だったとの情報もあったので早めに起きて移動開始。

まずは沿ドニエストル共和国のティラスポリ行きのバスチケットを買う。フォーティーセブンと言われたが37LEI(約185円)だった。

荷物は?と聞くとドライバー次第!と返事されるが結局は荷物代の請求は無し。何時に出るの?と聞くとさっきの値段もそうだが英語の数字があいまいらしく紙に書いてくれた。7時55分発だそうだ。モルドバの紙幣は国外に出ると再両替できないらしいので、両替する。ユーロのコインがないため5ユーロがミニマムなのでドルに換金。ちゃんと端数のLEIは15円ほどの価値だったが返してくれたところが好印象。
ティラスポリ行きのマルシュルートカはきっちり定刻に出発!

1時間ほどで国境。モルドバは沿ドニエストル共和国を承認していないので出国審査はなく警察が立っているくらいだ。なぜ承認していないかと言うと沿ドニエストル共和国はそもそもモルドバ領内。ロシア系の住民が多い沿ドニエストル共和国はロシアの後押しを受けて独立戦争!ソ連解体直前、モルドバが独立してしまうとモルドバ領内でロシア人が少数派となるためだ。ロシア系住民の多い沿ドニエステル共和国の地域だけで独立すればロシア系が多数派のままでいれるので都合が良いであろう。応援するロシアからしても好都合に違いない。結局、独立を果たし今に至る。ほとんどの外国の国々から沿ドニエストル共和国は国家承認されていない。支援していたロシアでさえも承認していないとのこと。


入国審査はあっけないものでまたモルドバに帰るの?と聞かれたのでオデッサに今日行くよと答えたらトランジット扱いでビザ代わりのレシートをくれた。ちなみに他の方のブログにあった入国カードのようなものはなく、パスポート見せるだけ。
細かい!!!秒単位で滞在期間が!

休戦中に近い形なのか両国境には戦車が準備!さすがに写真は撮れなかった。
ロシア大好きなので沿ドニエストルカラーとロシア国旗カラーの橋。



10時前にティラスポリの駅前到着。

バスのチケットを買うため、値段だけ聞くと56ドニエストルルーブル(約500円)というので駅構内に併設されている両替所で10ドルのみを両替。

バスチケットを買って観光のため大きな荷物を預けようと伝えるが、トゥウェンティー!と言われたので25ルーブル札で払うと13.5ルーブルだった。モルドバのバスターミナル同様に英語の数字があやふやだ。ただ、その13.5ルーブルは預けるお金ではなく、バスの荷物代!!

オデッサ行きの金額は58~65ルーブルまでバスによって異なるらしい。

教えられた金額とは少し違ったが。

旧ソ連製であろうむかーーーしのロッカーはあるのだが私のバッグは入らず。じっと見てると使えないよとのこと。確かに使われている気配はない。あっちに預け荷物の場所あるから!ということで同じ建物内の鉄道駅の方に行くとバッグを預かってくれそうなマークが表示板に出ている。行ってみると警察がいたのでジェスチャーラングエッジ。そしたら駅の女性がこっちよと教えてくれてジェスチャーで何時の電車?と聞くのでバスのチケットを見せる。バスはバスの方でよろしくね!ということで鉄道駅の方では預かってくれず。ということで結局、大きな荷物を持ちながらの観光。良い運動と考えよう!(笑)

ティラポリスの様子

最近の流行り



橋の向こうはモルドバ。


公園の地下がナイトクラブ!


砲身はモルドバ側へ




政府庁舎



ティラスポリ駅構内のトイレでお釣りとしてもらった1ルーブルコイン。コインと言っても合成樹脂製!!初めて見ました。

駅から中心地の観光をして駅まででざっと1時間半もあれば終わる。大きなバッグが無ければ少し遠くにも行けたのだが仕方ない。駅に帰って先ほど両替した10ドル分のドニエストルルーブルが余ったので再両替しようとするが細かい紙幣がないとのこと。ここのお金も国外に出たら全く再両替できないので使い切る他なくなった。再両替は考えずに始めから使い切るだけのお金を両替するのがベター。そのためユーロもドルも細かい紙幣を持ち合わせていると無駄が少ない。

定刻通り14時10分にオデッサ行きのバスは出発!

賄賂がひどかったとうわさの国境はすんなり。最近は賄賂の請求はないらしい。しかも、バスだけにいればいいだけで降りてどうのこうのも全くなし。

沿ドニエストル共和国とウクライナの国境緩衝地帯。

少し進んでウクライナ側のイミグレ。こちらもバスの中に座ったままの特になにもなく通過。

途中、一面のひまわり畑がいくつも!写真ではわかりにくいですが。


ティラポリスから国境での待ち含めて2時間ほどでオデッサへ。ウクライナ領に入ったとたんにポイ捨てが目立つ。気にしてはいなかったが今回周ったヨーロッパは路上のごみが少なかった。オデッサは中央バスターミナルではなく鉄道駅横のバスターミナルまでの運行なので助かった。歩いて中心部へ。


★旅行情報★
ティラポリス発のバス、列車時刻表

バス


沿ドニエストル全図

列車