やはり札所巡りすると近くの寺社をからめて計画立てる尼津彦です。
皆様おはようございます。
今までわざわざ行かなくていいかって思ってたとこも参拝できて結果よかったことずくめです。
どうしても札所巡らないと神社ばっかり行ってしまいますしね。
あびこ観音こと大聖観音寺は観音宗の総本山です。
「あびこ」は「吾彦」と書くようです。
参道を進み
西門から入りました。
大阪は楠木が多いです。
手水舎
ちょっと変わった龍
拝殿っぽい本堂
金辰殿?お地蔵さん
本堂裏へぐるっと回ります。
なんかやっぱり神社っぽいです。
お寺ではなく神社に参拝しているかのような錯覚に陥ります。
本殿真後ろの三十三観音堂だったかな?
御朱印はこちらでいただけますが、ここにも不動明王などの仏像がおられます。
護摩堂
南門から出ました。
さて、今日の尼津彦ワールドは「吾彦」からの想像による考察です。
「あびこ」から連想する名前として、「アビヒコ(安日彦)」が思い浮かびます。
安日彦は記紀には登場しない人物ですが、長髄彦(ナガスネヒコ)の兄と言われます。
また、長髄彦と別名とも言われます。
ここでは長髄彦の兄として話を進めます。
長髄彦は御存じ神武東征に反対し敵対した人物です。
当時の大和の君であった饒速日(ニギハヤヒ)の妻がこの長髄彦の妹ですので、天君の義理の兄にあたります。
結果的に長髄彦は神武天皇に帰順することを決意した饒速日、もしかしたらその息子の可美真手(ウマシマジ)に斬られてしまうのですが、異伝として津軽に逃げて奥州夷の祖(安倍氏)となったとも言われています。
しかし、この時逃げたのは安日彦ではないか。
もしかしたら饒速日の温情により死んだことにして逃がしてもらったとも考えられます。
そして東北の神である、アラハバキ神として称えられたと言う話まであります。
アラハバキ神は謎の多い神で、古代の東北、いわばアイヌの神ではないかとも言われています。
現在、結論は出せないのですが、アラハバキを長髄彦や安日彦と結び付けるより、もっと相応しい方が津軽にはおられたんですよね。
その方は、俗に言う出雲の国譲りののち、津軽に国換えを命じられたとする大己貴。
どうもアラハバキ神と大己貴の姿がダブって仕方ないんですよねぇ。
お寺の記事なのに神社っぽい話になってしまいましたが、吾彦が気になって仕方なかったので御容赦ください。
御朱印