皆様おはようございます。
今日ご紹介しますのは大阪市福島区の真言宗寺院、了徳院です。
福島聖天とか浦江聖天とか呼ばれているようです。
歓喜天というのは象の頭の神様で、たいていは二体でひと組です。
象頭の男性と女性が抱擁した像が多いようですが、この女性のほうが千手観音だとすることから、観世音菩薩としての像もあります。
歓喜天像は絶対秘仏になっていることが多く、あまり人目につきません。
見せないというより見せれないんだと思いますよ。
抱擁といいますが、目合っているものも多いと思います。
これは見せることできませんね。
象頭でのものは抱擁以外見たことがありませんが、菩薩形では何度かお目にかかったことがあります。
菩薩形でも歓喜天と呼ばれていました。
初めてお邪魔した時に御朱印対応していただいたのが、御歳90歳は過ぎているらしい御住職でした。
丁寧に墨書きしていただいた後、少し質問してみました。
このような神仏習合を残したお寺の場合の社にはどういう参拝作法をすればいいのか。
お寺によって違うでしょうがと前置きされて、ここの場合はわかるように、柏手を打ってもらう社には鈴をつけているとのこと。
御住職はお話が好きらしく、その後も、このお寺のこと、歓喜天のこと、そして明治天皇のこと、キリスト教についてまで長々説明していただきました。
この御朱印、他のと比べて朱の色が暗めで濃いんです。
いい朱泥使われてるんでしょうかね。