ミヤネ屋という番組をたまたま見て知ったことです。

多分皆さんもご存じないと思ったのでブログに書くことにしました。

 

マクドナルドの🍔は日本では390円、ニューヨークなどは790円

ディズニーリゾートの入場券は日本では8900円らしい、海外では13000円くらい。

世界展開するラーメン店のラーメンは日本では790円、海外では1700円くらい。

 

なぜかというと日本人がその値段でしか買わないから。買えないからかもしれない。

 

また、日本のアニメーターは技術は素晴らしいのに収入は悪くて親の援助がなければ暮らせない。

それで、中国のアニメ会社が日本でアニメーターを正社員として雇ってよいものを作って海外展開している。

月収17万円でさえ日本人アニメーターには感謝されているという。

 

当然他の分野でも優秀な人は海外の会社に移る。

何か特別な人達の話だと思っていたけれど身近なところに出始めている。

 

日本の土地や、倒産したホテルを中国人が買っているという話も、日本人が買えなくなっているからという話だった。

そういえば先日国会で海外の人が国の重要施設の近くの土地を購入する場合に許可が必要だという法律ができた。

野党は反対していたがそこまで危機が迫っているということだったのだろう。

 

とどめは収入が日本では2,30年前の9割近くにまで下がっている一方では韓国や欧米中国では増加していること。

確かに貧しい家庭が増えて子供食堂の話題を聞くが、7人に1人は貧困だと聞いている。

 

どうしてそうなってしまったのか。

デフレスパイラルが止まらないからだと大阪大学の教授が解説されていた。

初めのきっかけがどこなのかは解釈によるが、私は、安い物を求めようとする日本人の悪い癖が原因だと思った。

日本では性能が多少良くても安いほうの家電を買う人は多く、しかも地域最安値を探して歩いたりする。

海外では性能が良ければ高くても買うので良い製品を作るそうだ。

 

番組を見た後に考えたが、卵や牛乳・肉、魚など値段が上がっているのは飼料や運送料など海外に依存しているものが多いけれど、それは世界的な競争で仕方がなく、でも食品購入者が高い品は買えないから結局はお店が値段据え置きで収入を減らすしかなく、従業員の給料も下げざるを得ない。

するとまた、物が買えなくて物価を下げざるを得ない。

そういうデフレスパイラルがずっと続いている。

 

安倍政権の時に経営者団体に給料を上げるように要請したけれど、あまり効果がなかった。

日本の最も大きな産業である自動車だって、結局は安い車が重宝されるから安全性能なんか向上させても購入されず、開発しても仕方がないのだ。

軽自動車が4割を超えるのも自動車税が安いから。

 

安い、安い、安い。

 

そして、貯蓄率世界一。

 

日本人は何を求めているのか。

 

我慢や質素倹約は美徳だからとかいうけれどお金はたっぷりと持っている人が多い。

この様子を見るとただのケチ。

ケチをして自分たちの国が貧しくなって結婚したくてもできない人が増えてますます不幸になる。

 

馬鹿、馬鹿、バカ。

 

正当に評価して対価を支払おう。

良い物を作りたくなる国にしよう。

我慢ばかりが幸せを作るわけではない。

 

私も安い豆腐やセールの玉子を探すのはやめようと思う。

先ずは日常から正当な価格の物を毎日買っていこうと考えた。