ホロト―プについて。

 バシャールのセッションの最後に行われる、ホロトープを使っての瞑想って、どんなかんじなのか、YouTubeの動画を貼っておきますね。
(この、マンダラのようなカラフルな模様は、壁一面ぐらいの大きさがあります。めちゃデカいです。)
(実際のセッションでは、このホロトープを使ったメディテーションは、約15分間行なわれます。(15分間という長さにも意味があります。))

 バシャールは、新しいツールを紹介する際に、よく、「(このツールは) re-wire your brain するのに役立つ」というような表現を使います。
 "re-wire your brain"というのは(どういうことかというと)、 脳内の神経細胞(ニューロン)の経路(脳内の情報伝達の回路)を、新たに再構成する(つくり直す)、というような意味になると思います。
 ホロトープも、そのようなツールの一つであるようです。

 バシャールは、 チャネラーがチャネリングをしている状態というのは、脳内の電気信号の流れ方が、通常の状態とは、異なった状態になっている、 というようなことを述べたことがあります(※ビミョーに、天野が表現を言い直してしまったかもしれませんが)。
 ダリルさんの(チャネリング状態に入るときの様子をみてもらうとわかりますが)首の動きや腕の動きが、てんかんの発作と似ている、という印象を受けることがあります(バシャール自身が、そのように言及していました)(チック様だとも言えますが)。

 てんかんの発作が起きるときと同じような、脳内の電気信号の流れ方が生じている、ということなのでしょう。

 (下記に貼った動画の中では、あまり顕著ではないのですが)ホロトープを使ったメディテーションの最中、ホロトープが、すごくチカチカと点滅するような光り方になったりします。
 それを(その点滅する光を)じっと見つめていると、たしかに、「意識がどうにかなってしまいそう」な感覚になる人は、そこそこいるのではないでしょうか。
 (私は、そんな感じになります。)
 実際、光の点滅を凝視することによって、てんかんの発作が誘発されることがあります(「光過敏性てんかん」と呼ばれるようになっています)。

 十数年前に、テレビ番組の「ポケモン」で、光が点滅する場面が流れ、それをみていた子どもたちが、発作様の症状を起こしたという出来事があり、ニュースになったことがありました。
 当時、多くの専門家達が、この出来事を、「光の点滅をみたことによりてんかんの発作が引き起こされた」とみなしていたようです。
 苫米地英人さんは、ここで起こった現象を、「光過敏性てんかん」と区別し、「光過敏性発作」だと説明しています。(一種の「変性意識状態」になっていたということですね。)
(ブログ記事のリンクを貼っておきます。参考になりますね。(当時、苫米地さんと同様のことを述べていたのは、(精神科医達ではなく)臨床心理学が専門の成瀬先生だけだったというのも(天野にとっては)示唆的です。)
http://www.tomabechi.jp/archives/50335707.html ))


 光の点滅を凝視することは、脳内の電気信号の流れ方を変える(発作様の状態を誘発する)きっかけになり得ます。
 ホロトープは、主に(光による)視覚刺激によって、脳内の活動を変換させ得るツールだといえるのかもしれません。
 (対して、ヘミシンクは、主に、聴覚刺激によって、脳内の活動を高めるツールだといえるでしょうか。)

 科学がさらに発達すれば、「チャネリング」時の脳の状態(電気信号がどのように脳内に伝達されているのか、脳のどの部位が活性化されているのか、どのような情報伝達経路が関わっているのか、等)が、明らかになるかもしれませんね。
 (→あるいは、すでに明らかになっているのかもしれませんね。)