発散してみる
感情を抑え込んでいるため、自分でも氣付かないうちに、人生にいろいろなトラブルを招いてしまうことが、人にはあります。
あまりにも感情を抑え込むことに慣れてしまって、自分にそれほど強いネガティブな感情があることに本人が氣付けない、ということもよくあります。
どんなに強く抑え込んでみたところで、いつのまにか、消滅する訳ではありません。
抑え込んで、なかったことにしておいても、時間の問題で、やがていつか暴発するものです。
それが病気や事故や、金銭問題、人間関係のトラブルなど、いろいろな形で現れてしまうと、なかなか厄介(^-^;
おすすめは、溜め込まないで、早め早めに「発散」すること。
たとえば、誰かにムカッと来たら、誰もいないところで、そのムカつきを「声に出して」発散しましょう。
面と向かって言ってしまうと、なにかと面倒ですから(笑)、
また誰かに聞かれると不都合なこともあるでしょうから、
誰もいないところでが、やはりおすすめです。
ひとりになれるところで、思いっきり「バカヤロー!!」とか、本当は言ってやりたかった言葉を叫んでみることです。
お風呂の中で、湯船に顔を埋めて水中で言うのでもいいでしょう。
カラオケボックスも悪くないアイデアですね。
もちろん、そんなことを言いたくなる状況を「なぜ呼んだか」は、しっかりとひもといて、その望みを手放し、望み直すことが必要です。
でも、まずは、抑え込んで溜め込むのではなく、すぐに発散することがおすすめです。
本当は言ってやりたかったけど、飲み込んでしまった言葉の数々がお腹の中に溜まってくると、身体の調子を崩しやすくなります。
長年に渡って溜め込んでしまうと、思わぬ大病を招くことも十分にあり得ます。
昨日のことでも、何十年前のことでも構いません。
今もお腹の中で、実は引っ掛かっていることがあったら、誰もいないところで、抑え込んだ思いを叫んでみましょう。
そうして、まずはスッキリすること。
一旦、吐き出してしまうと、意外とさっと手放すことができたりします。