3つの法則から絞る 2012夏の高校野球(甲子園)優勝予想・後編 | 「心の準備はよろしいですか」天宮アイルのブログ・2017

3つの法則から絞る 2012夏の高校野球(甲子園)優勝予想・後編



前編  

3つの法則から絞る 2012夏の高校野球(甲子園)優勝予想・前編



(つづきです)



・で、今大会の
直近3大会出場校の実績はというと…



(2勝以上)

光星学院…8勝
聖光学院…2勝
浦和学院…2勝
作新学院…5勝
日大三…9勝
愛工大名電…2勝
大阪桐蔭…5勝
智弁和歌山…4勝
鳴門…2勝


(1勝)

天理
明徳義塾
神村学園


(0勝)

香川西
龍谷大平安
倉敷商
今治西
鳥取城北



うん

結構ねえ
今年は2勝してるとこが
多いんだよなあ…



けど、今年は戦力的に谷間のチームや
悪くないけど、優勝するほどとは思えない
チームも混じってますからね
ある程度絞れる





(神宮大会出場校・11分の10で決勝進出を
含めて考えると…)



・あと、秋の神宮大会出場校から
ここ11年中10年で、夏のファイナリストが出ているという
データがありました


明治神宮野球大会 高校の部の意外な意義


(優勝=5、準優勝=7)



神宮大会が各地区1位オンリーの
センバツ前哨戦になったのは
2000年秋
それ以降、22分の12の決勝進出校が
神宮大会に出ていた学校なんですね



今年、昨年秋の神宮大会に出ていたのは
この6校です



光星学院
浦和学院
愛工大名電
鳥取城北
鳴門
神村学園



ここ最近の傾向から言えば
この中から決勝進出校が出る可能性が高い、かもしれない



(サンプルの母数がまだ11なんで
データの優先順位としては、まだ上には置けませんが)




1.直近3大会出場(優勝輩出率30分の26)


2.1勝以上の実績(優勝輩出率30分の20)、2勝以上(優勝輩出率30分の18)なら更にポイントアップ


3.神宮大会出場(優勝輩出率11分の5、準優勝輩出率11分の7)



の3条件を
2つ以上満たし


その中である程度、現実的に
戦力が優勝の可能性がある範囲にあると思われる学校を
抜粋すると…



光星学院(直近3大会9勝、神宮出場)

浦和学院(直近3大会2勝、神宮出場)

作新学院(直近3大会5勝)

愛工大名電(直近3大会2勝、神宮出場)

大阪桐蔭(直近3大会5勝)

神村学園(直近3大会1勝、神宮出場)



スポーツ新聞が、出場校を
格付けしているけども


(明らかに谷間のチームに、名前だけで
Aランクを付けてたりする…)


それに倣うと
この6チームが、Aランクと言えるでしょう




(神宮大会1位オンリー以前、以降)



さて、ここで一つ面白いデータを見つけましたんで紹介します



神宮大会出場ってのは、要は地区大会(近畿、関東とか)優勝ってことじゃないですか


じゃあ、神宮大会が1位オンリーじゃなかった昔は
秋の地区大会優勝校が、どのくらい
夏に優勝・準優勝していたのか


それを調べてみました



(1991~2000年)


前年秋の地区大会に優勝していた夏の優勝校=1(1998横浜)

準優勝校=1(1995星稜)


合計=2校



(1981年~1990年)


前年秋の地区大会に優勝していた夏の優勝校=3校(1984PL学園、1986天理、1989帝京


準優勝校=3校(1984取手二、1985宇部商、1989仙台育英)


合計=6校



なんとですね
20年で、40分の8
たった8校しか決勝進出してない
んですよね…


決勝不進出率・80%
回数では20年で、たった6回ですよ


これは、データとしては
ジンクスレベルですよね
そのくらい、かつては
秋の地区王者は夏に決勝に残れないもんだったわけです



なぜ、これだけ極端に
変わってきたのか



やはり、神宮大会がプレ・センバツになってから
新チームの目標をまず神宮大会出場、に設定するチームが
増えたんじゃないか、と思うんです


その結果、センバツ安全圏に入っても
モチベーションが落ちるチームが減り
ポテンシャルの高いチームが出てくる確率が高まった…


そうとしか思えないよね
この以前、以降は…


このデータを考慮すると
神宮大会出場は、思った以上に
ポイントが高いかもしれない




(準優勝でも猛威を振るう
直近3大会出場校)



で、もう一つ
気になって調べたことがありまして


それは、「準優勝校は
それまでどのぐらいの実績を残していたのか?」ということでね


それを調べると…




1982年~2011年の準優勝校・30校のうち
直近3大会に出場していなかった高校の数=6校




つまり、優勝校と同じように
約8割の準優勝が
直近3大会に出場
していた



しかも、ここ10年に限っていえば
直近3大会出場に出場経験のない高校の準優勝は
ゼロ


ここ10年は、優勝校も
2007年の佐賀北以外は全て直近3大会出場経験校なので


優勝・準優勝の95%を
直近3大会出場経験校が
占めているということになる…



過去30年の、決勝進出校トータルでは
60分の50が、直近3大会出場経験校が
実に83%



優勝どころか、準優勝まで
直近3大会出場校が牛耳っているっちゅうことですな
なんで、今までこれほどの数字に気付かなかったんだろう…



最後の夏は、それまでの甲子園経験が
どれぐらいものを言うのか
それを物語る数字です





・さて、データで絞れるのは
今のところここまででね


どうしても、この先は
僕の主観が色濃く出てしまうんで
話半分以下で聞いてほしいんですが…



僕の優勝予想は、浦和学院


全く力の変わらない
2枚の完投できる投手を持ってることと


春のセンバツでの、大阪桐蔭戦での負け方が
3年前の中京大中京の春の負け方に似ていたこと


夏の県大会決勝を観たけど
それほど、派手に優勝を喜んでいなかったこと



最近の優勝チームに比べると
打線の火力は落ちるし
甲子園でなかなか勝てないイメージも
強いんだけども…


監督も、甲子園で初戦でコケ続けてきたことを反省してか
インタビューで、あまり大きなことを
言ってなかったこと、が理由です


春に2勝しても
まだまだ苦い過去を忘れていない
それに期待したいと思います




戦力・ポテンシャル的に言えば
大阪桐蔭が一番かもしれない


けどねえ~春に優勝してるからなあ
たった中2年で、春夏連覇が出るものなのか…
僕は回避しますね



残り4校の中だと
神村学園が、春からの上積みが見えるんで
面白いかなと思います
柿澤投手のストレートは、センバツで一番印象に残った



光星、名電は
予選を見る限り春から右肩上がりで来てないし


作新は…うーん
予選ではいい数字を残してるし
センバツでコケて番狂わせを許しながら
きっちり帰ってくるとこに地力を感じるんだけども…
4番手ってとこかなあ




まあ、とにかく語り継大会になることを期待しております
今回も春に続き全試合・勝敗スコア予想をやろうと思ってます



(それにしても、つくづく
打者・花巻東の大谷選手VS明徳が見たかったなあ・・・
未だに喪失感がハンパないよ・・・)














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