明治神宮野球大会2010 高校の部の意外な意義   | 「心の準備はよろしいですか」天宮アイルのブログ・2017

明治神宮野球大会2010 高校の部の意外な意義  

さて、高校野球の全国全ての秋の地区大会が終了しまして

週末には神宮大会が始まります




明治神宮野球大会2010 高校の部・組み合わせと速報はこちらから




http://www.koshien.in/game/jingu/





まあ、世間的には早稲田の斎藤君が出る大学の部の方が注目でしょうね





高校の部は、やはり石川・金沢高校の152キロ右腕・釜田君でしょうか

大型じゃなくて177センチの中背の投手のようですね。ヤクルトの由規タイプかな?



観に行かれる人、とにかく寒いんで注意してください

僕はスカイAで見ます





センバツの前哨戦である神宮大会…

個人的には、その勝敗は一切注目してません




神宮大会で好成績のチームが、選抜で結果を残してるかというと

残してないことのほうが多い




好成績と言っても、10チームしか出ない、1つ勝てばベスト4だったりするんで

決勝進出チーム以外好成績とは言えないと思うんですが




(近年の神宮決勝進出チームの、次の年のセンバツの成績)



2005 優勝 駒大苫小牧→不祥事で出場辞退


準優勝 関西→2戦目で敗退




2006 優勝 高知→初戦敗退


準優勝 報徳学園→初戦敗退




2007 優勝 常葉菊川→2戦目で敗退


準優勝 横浜→初戦敗退





2008 慶應→初戦敗退


天理→初戦敗退





2009 優勝 大垣日大→ベスト4


準優勝 東海大相模→初戦敗退





改めて見ると、初戦敗退が本当に多いなあ~



今年、圧倒的強さだった興南も地区4強止まりで神宮には出てないし

2009年選抜覇者の清峰も、神宮では初戦エースが炎上し初戦敗退

2008年選抜優勝の沖縄尚学も神宮には出ていない





というわけで、センバツの成績とはあまり相関性が見られないんですが


最近、気になるデータを発見しました






実は、夏の甲子園の成績には大きく
神宮出場校が関わっている




神宮大会に、完全に各地区の優勝校が出てくるようになったのは2000年秋

(それまでは地区3位のチームが出たりしていた)





それ以降、夏の甲子園・決勝進出チームで前年の神宮大会に出ていたチーム




2010 夏 準優勝・東海大相模


2009 夏 優勝・中京大中京

準優勝・日本文理



2008 夏 準優勝・常葉菊川


2007 夏 準優勝・広陵


2006 夏 優勝・早稲田実


準優勝・駒大苫小牧



2005 夏 優勝・駒大苫小牧


2004 夏 準優勝・済美


2003 夏 準優勝・東北


2001 夏 優勝・日大三




なんと…


完全に地区優勝校のお披露目大会になって以降

2002年を除いて、10年中9年

夏のファイナリストが、神宮出場校から出てるんですね~




いやあ、これは盲点だった





で、唯一夏の決勝進出チーム(明徳と智弁和歌山)が出ていなかった
2002年は、神宮で優勝した報徳学園がセンバツでも優勝している

(神宮優勝でセンバツ優勝したのは、過去10年この一例だけ)



ということは、10年連続で甲子園ファイナリストが神宮出場チームから出てるってことなんですね~




つまるところ、神宮での成績はセンバツでの成績にあまり関係ない



しかし、神宮出場=地区優勝校であるということは

ポテンシャルの高さを示しているってとこでしょうか



もちろん、秋強くてもどんどん尻すぼみになるチームもある

特に秋はピッチャー上位のため、エースのワンマンチームが勝つケースが多い

夏は、だいたい甲子園に帰ってこれない




神宮に出てて、なおかつ打力のいいチーム…



来年の夏、全国で2校しか立てない決勝の舞台に
立ってるチームが、今年の神宮大会にもいるかもしれません