保育園から帰るとき、玄関で靴をはいていると、ヒルマの折り紙を見た年少さんが話しかけてきました。

ヒルマは顔をあげて言いました。


・・・・・・。


男の子はもういちど聞きました。

ヒルマは少し考えてから、

もう一度聞き返しました。

男の子がひとことそう言うと、

やっと答えることができました。
やっと・・・

それでも。

 

以前なら「いらない!しらない!」と言って逃げてしまうか、すぐにわたしに助けを求めていたヒルマが、

 

相手に聞き返して、自分で答える姿を見て、お母さんはじ~んとしたのですよ。