トロッと旨い!トリッパのトマト煮込み♪ Trippa alla Romana | イタリア料理紀行dal2006@ADOROアドーロイタリア、フランス料理教室(東京都杉並区浜田山駅)

イタリア料理紀行dal2006@ADOROアドーロイタリア、フランス料理教室(東京都杉並区浜田山駅)

3年のイタリア料理ワイン留学後、東京表参道でイタリア料理教室ラ・フォルケッタを主宰。その後、南西フランス・トゥールーズに2年間在住し、フランス国立ホテル学校調理科修了し帰国。杉並区浜田山駅最寄りの自宅キッチンにて、ADOROアドーロイタリア料理教室として再開。


*イタリア料理紀行dalガンベロロッソ  LA VITA A ROMA-トリッパのトマト煮込みレシピ

みなさん、こんにちはラブラブ
今日は、トリッパを作ってみました~音譜

トリッパは、ローマ、フィレンツェなど中部イタリアでよく食べられています。

ローマでは、Nun c'e' Trippa pe' gatti!
 「ここに猫にあげるトリッパはないわ!」という、断定的に否定するときの慣用句がありほど
ローマの人にもネコにも愛されているのがこのトリッパ!

男の浮気防止にも使える言葉らしいのです(笑)
ローマのアニア女史が⇒こちらでご教授 いたしますラブラブ


さて、真面目にお料理の歴史にまいりますと
ローマでは、いいお肉はバチカンや貴族に届けられ、内臓などは肉処理場で働く人たちに
お給料として渡されていたものを、ハーブ、スパイスで香り付けをしっかりとして、
長時間煮込んで、美味しく仕上げた、庶民の知恵で生まれたお料理なのですナイフとフォーク


牛は反芻動物で、胃袋が4つに分かれていて、
上からミノ、ハチノス、センマイ、ギアラと呼ばれています。



*イタリア料理紀行dalガンベロロッソ  LA VITA A ROMA-トリッパのレシピ



ハチノスって、とっても美しいラブラブ
こういうのをハニカム構造というのですが、まさに神の作った創造物だなあ、
と、キリスト教徒でもないのに思ってしまうですかお



と家の近所に新しくできたお店でハチノスが売られていたの
嬉しくなって、トリッパを作ってみました♪

トリッパの下処理は、なかなか大変!
苦労して作ったぶん、出来上がったトリッパの美味しさは格別です星星星
パンパンと赤ワインワインが進みます音譜


レシピブログに参加してみました。
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【材料(4人分)】

トリッパ(ハチノス、牛の第二胃袋)500

ブロード 500

玉ねぎ 1

ニンジン 1

セロリ 1

ニンニク 1カケ

白ワイン 200ml

トマト(缶詰) 400

ローズマリー 2

タイム 2

月桂樹 2

ペコリーノ・ロマーノ(すりおろし)30

ミント

イタリアンパセリ

エキストラバージンオリーブオイル 大さじ1

塩、胡椒 適量



【作り方】

1.ハチノスを鍋にいれ、玉ネギ、人参、セロリ半分と一緒に、水で煮込み、水が白くなったら、ザルに揚げ、水を入れ替えて、野菜と共に再び煮込む。これを5回程度繰り返し、約3時間煮込み、長さ5センチ×幅1センチに切る。


2.みじん切りにした玉ネギ、ニンジン、セロリを、鍋にニンニクと共に入れて、弱火でゆっくり炒め香りを出し、トリッパを加え塩、胡椒をして中火で炒め、白ワインを加えよく炒める。


3.トマト、ブロード、ローズマリー、タイム、月桂樹を加え約2時間煮込む。

途中、アクを取り除き、水分量が足りなければブロード(または水)を足す。


4.お皿にトリッパを盛り付けて、最後にペコリーノ・ロマーノ、ミントを振り掛けて出来上がり♪