対岸の彼女/角田 光代
 
¥1,680
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なめがた文庫では、角田光代の3冊目。

(ほかに「八日目の蝉」、「この本が、世界に存在することに」)


ウサギ か・ん・そ・う ウサギ

はじめのうち、女性同士のつきあいの機微をささやかにねちねち

書いてどうするの?という感じでしたが、いやいや実は力強い物

語でありました。


メインの登場人物は女性3人なのだけれど、きっと最後は男女関

係ないなというか印象。


小さな会社の社長は独り者の葵。子供が他の子となじめないの

は、母親である自分のせいと悩む専業主婦の小夜子。当然、不

要に疲れている。それでも小夜子は、葵の会社で働き出す。大卒

なのにハウスクリーニングという仕事。


そしてもうひとつは、妙にいじめが広がっていく葵の高校時代。

心を許せたのは友達は、ナナコ。でも二人がつきあっているの

を周りには隠す。


葵を介して、今と高校時代が交互に現れる。


 ひとりでいることが怖くなるような友達がたくさんいるより、

 そんなことにふりまわされないとい思えるようなことに出会

 えることの方が大事  

                みたいな言葉ある。

もちろん原文はもっとすっきり。


このあたりから、俄然おもしろくなる。それぞれの読み方があるだ

ろうけど、家族で読み回すのもいいかも。

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<なめがた文庫> ねこへび


今日は北浦文庫の本をいただいてきました。

私の勤務していた課が公民館に移動になり、そこには図書室が

あるということで、本を譲り受けたのです。


職場文庫である「北浦文庫」の本は利用者の方が寄贈してくれた

もの。

子供相手の文庫しか頭になかったのが、北浦文庫の活動のおか

げでの「身近なところに本があれば普段読まない人も本を手に取

るという法則」が、ここでも当てはまるということが実感できた。

それが引き継げるのも、うれしいことです。


あまがけさんのブログ

やはり持ち手のある袋が人気。明日、袋担当の協力者の方に生地

をもってお願いに行ってきます。


ちなみに「なめがた文庫」のボランティアは、水・木曜日がお休み。

でも、なめがた文庫は開いています。


テーブルでゆっくりしていってください。

何も頼まなくても大丈夫。

初めて借りる人は、オレンジのノートへ。

2回目からは、小豆色のノートへ。

返すのもOKです。 午前10時から午後6時30分まで。