先週のソウル出張で感じたこと。
ソウルと言えば渋滞、と言うくらい、渋滞のひどい町です。
バンコクや北京などはもっとひどいと聞きますが、ソウルも毎回ひどい渋滞に悩まされます。
現地商社の方との同行営業で車で移動するときは、当然ながら渋滞を考慮したアポイントの設定にしています。
ところが今回、あまりひどい渋滞に遭遇しませんでした。
ソウルから100km程度離れた場所に移動するのに、普通なら2時間はかかるところ、今回は1時間ちょっとで到着してしまいます。
きちんと制限時速を守っていたにもかかわらず、です。
ちょっと拍子抜けでした
渋滞がない
→車が動いていない
→人とモノが動いていない
→景気が悪い
と言うこともできるかな
交通渋滞は景気のバロメーターと言えるかもしれません。
あくまで自分の肌感覚、ですが
なぜこんなことを思ったかと言うと、日本でも同じようなことを経験したからです。
2000年のITバブル崩壊のころ、パシフィコ横浜での展示会最終日。
展示品を撤去して首都高を都内の事務所に向けて車を走らせていた時、やけに1号羽田線上りがすいていたんです。
湾岸線との合流地点である浜崎崎ジャンクションの少し手前から渋滞していた程度でした。
それ以前は鈴ヶ森ICのあたりから長い渋滞だったんですが、それ以降あまり長い渋滞は経験していません。
休日の東名高速などはかなり渋滞しますが、平日の渋滞で悩まされることが少なくなった気がします。
流通革命が進んだとか物流が分散したんだとかビジネスでの車の移動が減ったんだとか、他にもいろいろ理由はあると思います。
でも実際渋滞していない時の景気はいいとは思えません
自分自身最近は、お客様を訪問するときに車を使うことが少なくなりましたけど
科学的に検証したわけではないのであくまで肌感覚
景気が良くないからすること、景気がいいからすること
その見極めを報道に頼るのも危険だと思います。
景気の善し悪しを、1面的な分析ではなく色々な角度から見極め打つべき手を打つ
これも経営者の最も大切な仕事の一つだと思います。
肌感覚は経験から来るものです。バカにできませんよ