まるき葡萄酒 ~勝沼~ | ¡Viva ワイン!

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ワインを飲みながら、気になったことを書いていきたいと思います。

今回、勝沼のワイナリーに行くにあたり、結構下調べをしました。ワイナリーの数があまりにも多すぎて、正直どこに行ったら良いのか見当がつかなくて…。そんな時、ブログってありがたいですね。とてもきれいにまとまったブログを見つけて、参考にさせていただきました。同行者は悪ダチさんです。


まず最初に向かったのは『まるき葡萄酒』 さん。昨日の記事に追加でワイナリーのホームページのリンクを貼りましたが、再度リンクしましたのでご覧ください。見学させていただきたいと10時に予約を入れました。駅に9:37到着予定なのですが、10時スタートで間に合いますか?との私の質問に、勝沼ぶどう郷駅からはタクシーで12~15分です。多少遅れても大丈夫ですので、気をつけてお越しくださいとのとても温かいお返事をいただきました。


いえね、駅前からタクシーに乗って行き先を告げると、お客さん、いいワイナリー選んだね!と運転手さん。まるきさんのワイン飲んだことあるの?と…。いえいえ、残念ながらありませんでした。あとはどこへ行くの?という運転手さんの質問に、丸藤さん、勝沼醸造さん、山梨ワインさんですと答えると、全部歩いて行かれるよ~と。運転手さん偉い!丁寧に道順まで教えて下さいました。タクシー流していないから、帰る時に呼んでよと電話番号の入ったティッシュを下さいまして、なかなか親切な方でしたので、勿論、帰りもご指名させていただきました。


¡Viva ワイン! オレンジ色の壁が良く目立ちます。まるき葡萄酒さん。現存しているワイナリーでは日本最古だそうです。


まるきさんのパンフレットによると、「日本において本格的にワイン醸造が始まったのは明治初期です。1877年に大日本山梨葡萄酒会社が設立され、祝村(現甲州市勝沼町)の有志の中、2人の青年、高野正誠と土屋龍憲が葡萄栽培とワイン醸造技術取得の為、本場フランスへ派遣されました。2年後に帰国し、土屋龍憲が1891年に設立したのが、マルキ葡萄酒でした。マルキとは、中国で縁起の良いとされる“ ”を丸く囲んだものです。」と書かれてありました。


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こちらがショップへの入り口。本当にお天気が良くてね~。


初めに除梗(じょこう)機<ぶどうの果梗を取り除く>、破砕機、圧搾機などを見せて下さり、ワインの専門用語は極力使わずに製造方法を説明して下さいました。


残念ながらタンク貯蔵庫、樽貯蔵庫は改修中のため見ることは出来ませんでしたが、とても丁寧な説明をしていただき、とても嬉しかったです。


そして、畑の方に歩いて行きながら、遠くを指さして…。


¡Viva ワイン! ほら、あの白いの分かる?と。最初何を言っているのか、私の頭の中は「???」でして、あいつら、この間逃げ出したんですよ!と…。その時点でやっと羊のことを話していることが分かりました。オス1頭、メス3頭、全部で4頭いました。もう何年も飼っているのかと思いきや、この間の台風が行ってから来たんですよ~、だからまだ2週間くらいかな?あいつら同じ場所から逃げようとしてるな、おい、ダメだぞ~!とっても嬉しそうに羊の話を始めるワイナリーの方。羊の話が止まりません。


あいつら薄汚れてきたな~とか、ここは日本で唯一羊がいるワイナリーであること(まだ2~3週間なんですけれどね・笑)、名前は従業員がそれぞれ勝手に呼んでいることなどなど。機械の説明の時よりも楽しそうに話して下さいました。


何のために飼うことにしたんですか?と私の質問に、「エコです!」と。あいつらがいれば虫が寄ってこない、そうすれば薬を撒くのを減らすことが出来ると…。でも、ぶどうの新芽を食べるらしいので、春は別の所にやらないといけないらしいです。


羊だけで見学が終わるのかと思った頃、おもむろにこっちにと案内されたのがこちら。


¡Viva ワイン! ボトル貯蔵庫です。甲州1975という棚がありました。私ね、甲州のワインって(甲州はぶどうの品種です、白ワインが出来ます)早飲みだけだと思っていたんですよ。え?甲州ってそんなに持つんですか?!と私が驚くと、実は自分もここの会社に来る前までは早飲みの品種だと思っていたんですと。なかなか正直な方です。


まるきさんでは、20年以上瓶熟成させたものを「古酒」として売り出しているそうです。それより新しいものは「古酒」としては売り出さない方針だそうです。


¡Viva ワイン! こちらは覗いただけだったのですが、昔使っていたテイスティングルームだそうです。何故か考える人が!ワイン作りは悩むのでしょうね。


¡Viva ワイン! それから畑を見せていただきました。こちらはカベルネ・ソーヴィニオン。この通り機械が入れない畑ですので、全て手作業(勿論、手摘み)で行うそうです。ここに写っていませんが、ぶどう畑にはバラの花が植えてありました。ぶどう畑にバラの花を植えてあるところ多いです。私が知っているスペインの畑にも植えてありました。


何故バラを植えているかというと、ぶどうの木に付く害虫はまずバラの木に付くと。だからバラの木の観察していれば、ぶどうの木が害虫に食われる前に駆除出来るという訳です。今年から羊君たちもいるし、害虫対策は万全ですね!


¡Viva ワイン! 畑から戻っていよいよ試飲です。甲州を2種類。この試飲グラスがもう少し大きいといいのにな~と思いましたが、試飲も見学も無料だし、文句は言いません。


¡Viva ワイン! ちょっと順番が逆ですが、今年の新酒。どぶろくみたいなもんです。ワインというよりぶどうジュースですね(笑)左の巨峰、もう、巨峰の味そのもの!(感想、まんまやん)


¡Viva ワイン! この7種類と、新酒(ヌーヴォー)2種の計9種類。そして、ぶどうの木のチップで燻製にしたスモーク・ド・タクアン(右端にちらっと見えます)も試食させていただきました。


私は左から3番目の自園ブランとタクアンをお買い上げ。


¡Viva ワイン! ショップはこんな感じでこじんまりしています。


¡Viva ワイン! 羊の写真が!(笑) 羊のぬいぐるみも至ることろに飾ってあって、もう、羊一色ですよ!毛を刈らなくちゃとか、羊のチーズを作るとか話がどんどん大きくなって!


この羊君たちの様子を見に、再度訪れたいワイナリーです。


¡Viva ワイン!
で、これ!どこかにあったはずなんですが、見落としてしまいました。会社の古い看板。(画像はまるきさんのホームページからお借りしました)。この看板を見る為にも、再度訪れなくては!


1軒目でこんなに感動してしまって!次の丸藤葡萄酒工業さんのアポを11時半に取ってあったので、歩いて向かいました。


丸藤さんに続きます。