オリンピック（皆さんご自宅へ帰ってTVを見るため）＆お盆（会社が夏休みで帰省される方が多いため）と２週間続いたこともあり、今月の売上げはなかなか厳しいですが、私自身はリフレッシュ出来て良かったと思っています。
そんなお盆休みも終わりの日、久しぶりに鎌倉へ。鎌倉、あまりに近すぎて滅多に行きません。地元という意識が強いので、わざわざ何故に観光地へ！と思ってしまうんです。
親友のA子が前から鎌倉にスペインバルがあるから行こうよ～と誘ってくれていたのですが、なかなか２人の日程が合わず延び延びになっていました。じゃ、行っちゃう？と急遽決まり、夕方の鎌倉で待ち合わせ。いやあ、暑かった、暑かった。夕方６時で小町通りのお店、シャッターが閉まっているところが多かったのは観光地だから？それとも平日だから？
A子と２人でお目当てのスペインバルを探すも見つからず（A子も初めてのお店だったのです）、ネット検索してお店を探し当てて行ってみたら、何と∑(ﾟДﾟ)お目当てのお店は別の店に変わっていました。どおりで見つからなかった訳だ！
標的物がなくなってしまい、２人は呆然…。頭の中は「ワイン」「バル」「タパス」の文字しかなくて、次のお店も思いつかないくらい。しばし放浪の旅に出た所、ようやく良さそうなお店を発見しました。スペインじゃなくてもイタリアンでもフレンチでも良いと思って探したのですが、フレンチだとコース主体のお店になってしまい、イタリアンといってもパスタやピザ中心のお店が結構多くて…。特に観光地だと難しいですね。
でもここは私たちのニーズにどんぴしゃ！リピ決定です。
サービスの方に伺ったところ、２年ほど前にOPENしたお店だとか。小町通りから１本若宮大路に入った辺りは、最近色々なお店が出来たのは知っていたのですが、行く機会がなく、散策したのは初めてでした。
カウンター（１０席くらいかな？）とテーブル４～５席のこじんまりしたお店。入り口もガラス戸が開け放たれていて開放的でした。もっとも蚊が入ってきたのは閉口しましたけれど…。
あまりに暑く、まずはモヒートで乾杯。もう少しドライな方が私好みです。
アンティパスト（前菜）の盛り合わせ。手前のフォークの隣にあるのが名前を失念してしまったのですが、青のりが入ったふわふわのフライ。右奥のパテも濃厚でフォカッチャにつけていただきました。その隣のツブ貝も美味しかった。ドライトマトが食べたい旨を伝えると、少し大目に入れておきますとの返事。前菜もある程度はリクエストを受けてくれるようでした。
フォカッチャとグリッシーニ。グリッシーニは温めてありました。初めてです。フォカッチャも言わないのにおかわりを持ってきてくれました。サービスの方、なかなか気が効きます。
最初ワインはグラスにする？なんて言っていたのですが、どうせ飲むだろうからボトルにしましょうということになり、ワインの説明をしていただきました。イタリアのワインは良く分からない私（スペインワインだったら原産地とブドウの品種で味の予想はつくのですが）。そうしたら開いているボトルから味見をさせてくれたんです。これは嬉しかった。
そのワインがこちらです。シチリアのネロ・ダヴォラ。名前を聞いたことがあるので、どこかで飲んだことがあるのかもしれません。果実味たっぷりで、南のワインだなというお味です。あまり酸味やタンニンを感じず、すっと喉に入ります。
パスタやピザは興味なかったので、ちょっと変わったものをいただきましょうよとたのんだのがこちら。「ズッキーニのサラダ」という名前でメニューに載っていました。これ、めちゃ旨です。ズッキーニというと油で揚げたり、トマトと炒めたりしかしたことがなかったのですが、軽く湯がいたものにリコッタチーズを乗せ、松の実をトッピングしてあります。家でも作りたかったので、このズッキーニ美味しいのですが、焼いてないですよね、茹でるだけですか？とお店の方に伺うと、そうですと快く教えてくれました。ズッキーニ買ってきて作ってみます。
もうひとつ、羊のサルシッチャ。スペイン語でソーセージのことをサルチーチャというので、多分ソーセージかなと思ったら当たりでした。ラテン語なので似ています。同じ言葉でも全く違う意味になったりするので要注意ですけれどね。
でもこのサルシッチャ。めっちゃくちゃ濃厚！強いです。もう少し濃いめの赤ワインが欲しくなっちゃいました。
そしてそろそろ帰ろうか～なんて言っているところに、「まぐろの生ハム」なんていうメニューを見つけてしまったから大変。
赤ワインを飲み終わってからグラスの白を。普通は逆なんですけれどね。
こちらがマグロの生ハム。まさに！カルパッチョではなく、ソテーもしていないし、半生状態で燻製にしているのだそうです。バジルソースとオリーブオイル、コショウの実をアクセントに。これも絶妙に美味しかったです。
お目当てのお店がなくなっていたおかげで、新たなお店を開拓できました。A子、又、行きましょう！