震災の影響・・・学力低下は深刻です。 | 宮城県大崎市の学習塾、進学塾「あるふあゼミナールのブログ」

震災の影響・・・学力低下は深刻です。

いよいよ冬期講習である。


これに先立って二学期の塾の

期末試験と冬期講習の参考に

例年、模擬試験の過去問を受けて

いただいて前年度の生徒と比較して

みるのだが、今年はやはり学力低下が

顕著に出ている。


仙台圏はその割ではないというので

地方部と仙台圏の格差が広がるばかりである。


上位陣もさることながら中位から下位にかけて

学力は全学年にまたがって低くなっている。

それも三年よりは二年、二年よりは一年と

学年が下がるにつれて、差が大きいのである。


震災の影響とばかりはいうべきではないが

内陸部でもそうなのだから、津波や原発被害に

あった所ではもっと厳しいのではないだろうか。


そうあってはならないのだが、現実的は

否定できない。何と言っても学校の授業の

進度の遅れがひどい。

部活や学校行事を再建するのに忙しく

授業の再建が遅れがちになったとは言いたくない

が、事実はどうなのであろうか。

中一の英語のユニットは11あるのだが、二学期の

期末試験の範囲がようやくユニット6までのところが

多かったのである。短い三学期にユニットを5ないしは

4もやることになる。他の教科でも同様である。

特に社会科などの遅れが目立つ。

三分の二以上をゆっくりと(悪く言えばダラダラと)進んで

生徒たちが、すっかり集中力を失ってしまってから

スピードアップしてしまうことになるので、

学力格差が簡単に大きくなってしまうという気がして

ならない。冬期講習でも考えどころの一つである。

テストなどの得点力は別にすると、実に学習能力が

豊かな生徒たちが、学力的にはたそがれてしまって

いるのを見るのは本当に残念でならない。


幸いにも予想した以上に一年二年も冬期講習を

受けてくれる様子なので、最大限基礎力を身につける

よう塾としても全力をあげたいと決意している。

本当にホンのちょっとした違いがやがて大きな差に

なるのである。

低いと思っている塾生の成績と新規に来てくれた

人との間にも実に大きな学力差があるのをみると

塾がたしかに、それでも役に立っているのだと

思う反面、余りの現実に暗然としてしまうのだ。


冬期講習、工夫を凝らしてガンバロウ・・・・・