ドコモはiPhoneを扱うか? | あろのブログ

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 ドコモとiPhone関連でZDネットにこんな記事がありました。

NTTドコモがiPhoneを展開しない3つの理由
http://japan.zdnet.com/cio/sp_09ohkawara/35018441/

 記事では3つ理由があるとしているが、ドコモがiPhoneを扱わないのは、アップルからの数量コミットの可能性があるという一点のみだろうと予想できる。

 「今のドコモの環境、戦略では、iPhoneの導入は難しい」とあるが、これは正しくないと思う。
 「iPhoneを扱え!と言われないようにドコモの戦略を考えた」というのが正直なところだろう。しゃべってコンシェルなどというSiriのモノマネでしかない代物をiPhoneを扱わない説明に持ち出さなければならないというところが、後付けの戦略と考えるに値することだと思う。

 次にドコモ固有(日本固有か?)のサービスをiPhoneに搭載という点があげられているが、そのような端末を今までドコモはいくつも売ってきた、初期のAndroid端末、BlackBerry、WindowsMobile、最近の端末で言えば、つい最近まで売っていたGALAXY NEXUSもおサイフ、ワンセグ、赤外線は搭載していない。
 今現在発売しているAndroid端末は全て対応していると言うために、2011年12月発売の冬モデルである発売して半年も経たない端末をわざわざお金をばらまいて売り切った。これも後付けの理由を捻出するために行ったことではないだろうか。
 答えは同じかもしれないが、株主はPlayStation VITAではなく、BlackBerryをあげて質問すべきだったかもしれない。ただ、PlayStation VITAに関して聞いても、結果的に、これはiPhoneを扱わない理由ではないと自ら認めてしまっているようなものだ。

 3点目の数量コミットに関して言えば、今までどんな交渉をしてきたのか知らないが、「数量コミットがある」ではなく「可能性がある」という表現をしていることから、そのようなニュアンスの提示をアップルから言われたところで、腰が引けてしまって交渉を先に進められなくなったのではないかと思われる。自らの交渉力のなさを棚に上げてドコモがiPhoneを扱わないのは全てアップルのせいだと言わんばかりの傲慢さだ。

 交渉が決裂したから、公言しているとも考えられるが、こんなことを公言していて、アップルとの交渉がうまくいくはずがない。

 もうドコモからiPhoneが発売されることはないだろうと思えてくる。