今日は朝から胸が潰れました。
とあるセンターに収容されているダックスの女の子。
下見に行ったスタッフから写真が送られてきました。


下腹部に大きな腫瘍を抱えています。


私に送られてきた写真の1枚目は、この写真でした。

腫瘍が自壊したのか、大きく穴が開いている・・・。

正直、腹がたちました。
私にいったいどうしろと?
可哀想なこの子を私に救えというのか。
私たちはどこまで辛い現実を突きつけられるのか。

可哀想に決まってる。
何とか助けたいに決まってる。
顔も見えない飼い主に持っていき場のない怒りが湧く。

迷子なんかじゃない、捨てられたんだから。
収容期限が来てもお迎えなんか来ない。
こんなになるまで放置して。
この真夏に捨てていった。

この冷たいコンクリートの上で、何を思っているんだろう。


表情のない彼女の目に映るものは何だろう。



頑張っても頑張っても・・・
終わりが見えない。

こういった放棄が無くらないのはなぜ?
悲惨な状態を目にするたびに、ぶつける先がない怒りに胸が潰れそうになる。
悲惨な状態で収容された子もたくさん見てきた。
鼻を削がれた子もいた。
酷いやけどを負った子もいた。
全身毛玉で体中にウジが湧いていた子もいた。
耳や手を切られた子もいた。

助けたいけれど、叶わないこともあった。
間に合わないこともあった。


預かり先も手一杯。
ティアハイムも満杯状態で・・・。
それでも、この子の居場所を作ったとしても、
もう次の子には手が届かないだろう。

いつも悲しい思いをするのは、存在を知った私たち。
でも、この子に何の罪もない。