今日は寒かったですね。
東京でも朝から雪がチラついていました。
いつもより早めの12時にティアハイムを出て茨城センターへ。

車を走らせながら、色々なことを考えます。
前回6日にセンターに行ってから2週間。
収容犬たちも総入れ替えで、あの時のあの子たちはもうこの世にいない。
今日はまた明日の命がない新しい子たちの顔を見ることになる。
不毛なことをしているのだろうか。
そうではない、と自分に言い聞かせる。

今日は最終部屋には、まだ期限前の子たちも入っていました。
犬舎の収容バランスで、今朝、期限切れでもう処分されてしまった子たちが何頭かいて、その空きに次の処分送りになる予定の子たちが入っています。
まだ期限前なのに・・・・。
どんどん先に押し出されている。

期限が切れた子と1月16日(金曜)収容の子たちがいます。
期限は22日(木)なので、23日(金)の朝に処分になります。


最終部屋で子犬を見るのは辛い。
こちらに寄ってこないので人馴れしていないんだろうと思いますが、野良として生まれたばっかりに、生きるチャンスさえもないのか・・・。
その原因を作っているのは私たち人間なのに。
どうして捕獲されなければいけないんだろうとさえ思う。



うす茶のMIXと一緒に奥からこちらにはこない子犬。
この小さな最終部屋でも、小さな縄張り争いもあって、強いオスが前に出てきていて、関わりたくない犬たちは隅っこに陣取っていたりする。
この2頭は1月16日(金)の収容です。時間がありません。


写真左 中型MIX♀うす茶 神栖市矢田部収容

写真右 MIX子犬♀白    坂東市大崎収容

MIX♀のほうは、今まで人の手からご飯を貰ったことがあるのではないだろう。
少しでも人を関わって生きてきた子たちが、人の手の温もりに裏切られて処分されていくというこの現実が、とても残酷に思える。
野良犬の収容が多い神栖市では、一向に何かしらの対策がされているとは思えない。子犬が収容された坂東市も捕獲収容が多い。
どうして野良犬が増えるのか、
捕獲しても捕獲しても減らないのはなぜ?
地元の方によく考えて欲しい。
野良犬を一掃することで、何も解決していないことを・・。

若い犬も多い。
繰り返し繰り返し、センターに送りこんでも、次々と新しい命が生まれては消えていく。



最終部屋の手前のこの部屋の子たちは、譲渡先が決まっているようでした。


1月20日(火曜)収容の柴♀
城里町石塚収容
個別犬舎に入っているのは、ご飯を巡って他犬の相性が悪いとのこと。



収容動物情報の写真。
体重7~8キロの小柄な柴で、人にはとてもフレンドリーでした。
古い赤い首輪と鎖をつけています。
どこかで飼われていたはずです。
来週1月26日(月)が期限です。


この子は期限は切れたはずですが、動物病院で怪我の手当てをしてもらってからセンター収容されたようです。シニアです。
まだオファーはないようですが、治療をしてくださった方のお気持ちも考えて、もうしばらくは置いてもらえるのでしょうか。
でも約束された命ではありません。




全く可愛い写真が撮れなかったのですが、小ぶりでとても可愛いMIX黒♀
まだ1才以下の若い子だと思います。
犬舎の前に走り寄ってきました。
体重8キロくらいでしょうか。とても人懐こい子です。



この黒の子は、1月19日(月) 常総市杉山収容
期限は、23日(金)、処分は、来週26日以降になります。
黒に赤のハートマークが入った首輪をしています。

飼い主さん、探していますか?
来週には消えてしまう命です。

センターの方には残してくださったら、いずれどこからかお声がかかるかも・・・とお話しましたが、早々にMIX犬の引き合いはないとのことで・・・。
東京近郊で預かってくださる方はないでしょうか・・・。

他にも気になる子は何頭かいて・・・
そして今日もたくさんの犬たちが入ってきて・・・。
でも、私は「見なかったこと」にはしない。
無責任で身勝手な人間を助けるためのようなシステムが、未来永劫、続くとは思わない。

年間2000頭を超える犬が茨城センターで処分されています。
2000頭です。
毎週40頭平均の犬が処分されています。


猫の収容部屋には、負傷猫が3頭。
この三毛の女の子(生後4ヵ月くらい)は、怪我が原因なのか、右前足の肘から下がミイラ化しています。でも生きています。
センターで右前足の断脚手術をして、ご縁の道を繋いでくださるそうです。




他、衰弱して収容された成猫が2頭。
1頭は、かなり高齢のようでした。
負傷猫の飼い主返還はほとんどないので、このままセンターで命を終えることになるのでしょう。


そして今日の引取り。
昨年12月に最終部屋にいた、あの子犬です。

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やっぱり気になって、残していただいていました。
さらに成長して、大きくなっていましたが、人が大好きな甘えん坊さん。
小熊からライオン丸みたいになってますね。

●中型MIX子犬♂ 茶  生後5~6ヶ月


●チワワ・ロングコート♂茶白  推定7~8歳
 体重3キロくらいのシニアです。
 ちょっと臆病ですが、シャンプーもとっても良い子でした。


そして、この子です。

●MIX子犬♀白 生後4~5ヶ月

1月6日にセンターに行った際に、犬舎の一番奥で怯えてうつむいていた子。
この子の写真を見て、遠く京都から里親希望をいただきました。
ご遠方で、臆病な子のアフターケアもままならず、どうしようかと迷いましたが、お電話で色々とお話をさせていただいて、どんなに時間がかかってもこの子を大切に育てますと強いお気持ちをいただいて、譲渡の橋渡しをさせていただくことになりました。

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良かったね、必ず幸せになってね。
とても臆病で固まる系ですが、触ることは出来るし、まだ子犬ですから、きっときっと時間がかかっても慣れてくれると思います。

そしてもっとビックリしたのは・・・・
この子の前に立ちはだかっているようなMIX茶白の成犬。
私は間違ってオスと記載していましたが、メスでした。
この子が私が1月6日に引き取った4頭の子犬のお母さん犬だったとのこと。
納屋で野良犬が子犬を産んで、お母さんと一緒に子犬もセンターに運ばれてきたようです。

お母さん。
子犬たちは、生後3週間くらいに成長しました。

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そして、なんとこの子たちのお母さん犬も、引取ってくださる方が現れて、千葉のほうに譲渡されたとのことです。
お母さん犬も命を繋いでいたんです。

茨城センター1月6日収容


チビチビたちは、みんなお父さん似、かもしれません
成長が楽しみです。
お母さん犬を助けてくださった方、本当にありがとうございます。


茨城センターに行くたびに、辛い現実をブログに綴っていますが、誰かがこの現実を伝えなければ、当たり前のように年間2000頭以上、ずっと処分し続けられる。

殺処分ゼロから一番遠いところにいる茨城県。
でもきっときっと願い続ければ、変わります。



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