人造エネミー『楽曲版』の解釈動画を投稿いたしました! | 墜落症候群

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 あとついでにコミュニティもお願いします! 後で何かカゲプロ解釈の基本みたいな生放送をやりたいと考えていますので、よろしければお願いします!

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 じん(自然の敵P)の、『人造エネミー』解釈動画。

 まあ、解釈動画では、『人造エネミー』解釈動画だけやってなかったんですよねw

 解釈動画を主に作っていた時期には、この曲は『番外編』的に考えてまして。

 ただ現時点ではかなり重要な位置を占める曲と考えています。

 現時点の僕の解釈では、これが発表されている

 『カゲロウプロジェクト』の作品群の中では『最後の出来事』であり、

 『シンタローとエネの関係性』の終着点の出来事です。

 『人造エネミー』のエネミーはまんま敵として捉えて、

 『人に造られた小うるさい敵』とも捉えられますし、

 『ENE MY』と分解して、『エネ、私の』、

 つまりこの楽曲の主人公がエネであるという

 ダブルミーニングと見ても良いでしょうね。


 この楽曲版『人造エネミー』と

 小説版『人造エネミー』の

 『シンタローとエネの関係性』には

 大きく差異が存在します。

 その為、時系列が全然違うと考えております。

 メカクシティアクターズの『手書きメモ』、

 人造エネミーの欄には、

 『Ay2に難アリ……』という記述があり、

 僕はこれを『After year 2』、

 『電脳紀行から2年後に、何らかの問題があり、

 2人の関係性が変わってしまった』と解釈しました。

 『エネの電脳紀行』から2年後とは、

 つまり小説版カゲロウデイズの1年後という事になります。

 先日発表された『チルドレンレコード』よりも後に、

 楽曲版『人造エネミー』の出来事は起こると考えてます。

 チルドレンレコードは小説版からの直接の続編ですねw

 ちなみに『目を背ける』の意味ですが、

 シンタローから見ると『現実から目を背ける』

 ではエネから見ると?

 エネは小説版カゲロウデイズで、

 シンタローに過去の事は良く覚えてない、

 と言ってますが、過去の知人である、

 コノハの事ははっきりと覚えています。

 エネは終末実験等の記憶を想い出したくなかったので、

 過去を覚えていない振りをしていたのではないでしょうか。

 →『過去から目を背ける』。

歌詞 初音ミクWIKI。

「夢の消えた毎日を繰り返していたって

意味などないよ。」と 素晴らしいこと言うね

↑『難アリ』と何らかの関係が? 

何かが起こり、シンタローは夢を失い、落ちぶれる。

君もそう、 「非現実を愛してます。」

なんて指では言うけど口では何も言えないのにね 

↑この時のシンタローも引きこもっており、

会話する機会がない。パソコンのキータッチばかり。

顔も声もない人と繋がってるなにかを感じてる  

それはきっと相思相愛じゃないけど

↑ネット上の付き合いだろうね。

そうやって今日もまた一日が終わるけど

君は生きたようなフリをして  して そして眠る

ああつまらないなと目を背けてみても

閉じることは出来ないくせに。

ねぇ、そんなことを認めもしない割りに
今日もまた厭らしい顔で画面の奥の私を見てるよ?

↑シンタローは明らかにエネに
性的なニュアンスを抱いていると感じられる。
小説版では
『鬱陶しい、消えて欲しい、でも少し可愛い?』
くらいだったはずだと想うのだが。


それが最善策じゃないことをきっと君は知ってる  

萎んだ暗い毎日に溺れてるのは苦しいよね

↑シンタローは『答えを見出す』というような才能を持っている。
それなのに、そんな生活に甘んじるしかない程、心に傷を負ったのか。
アヤノの死は時系列の違いと、エネシンタローの関係性の違いから、
違うと考えられる。メカクシ団入りした後の出来事で彼はこうなった。

嘘じゃない現実が何なのか解らないのなら一緒に
人が造りだした世界で生きるのはどうかな? 

↑これには強いエネの依存心を感じる。
翻訳すると『シンタローも科学者に身体と心を分離してもらって、
現実の身体を死なせて、電脳世界に来なよ』となる。ほとんど狂気の域。

君を否定するような場所なんて いる意味が無いでしょ?
もう全てNOにして私だけを見てよ。
↑この言葉にもエネの依存心を感じる。
小説版のエネは、シンタローを
ずっとからかっているような印象であり、
執着している印象はない。

「ああ素晴らしいね。」と 手を叩いてみても
全部嘘で外はゴミだらけ。  
↑手を叩く、という動作には
どうしても『白衣の科学者』を想い浮かべてしまう。
シンタローの危うい精神の象徴?

ねえ、苦しいほどそれに 埋もれた君が
何で今あっちにむける冷たい顔で 私を見てるの?
↑小説版のシンタローは、エネの事を小憎たらしく想いつつも、
内心では認めていたようにも想う。
その彼が冷めた表情でエネを見つめている。

それが最善策じゃないことを きっと君も知ってる
それの先にあるのはきっと 底無しの孤独感  
↑シンタローが実行する
『最善策じゃない行動』の先にあるのは孤独。
エネすらも消すつもりなのだろうか?
光の射さない毎日を 繰り返してた部屋に
崩れ始めている私のノイズが響いてる

↑エネはインターネットと接続がある限り
何度でもブラウザにあるバックアップから
復活出来るはずだが、この時は消え掛かっている。
バックアップが消されたのか?

「こんなの全然解らないよ」 叫んだ私に君は
「喋るだけのおもちゃはもう飽きた」と言った 
↑喋るだけ、という言葉は『電脳世界を支配している』
とさえ形容出来る程のエネのスペックに見合わない。
何らかの弱体化が起きている。
そんな弱っているエネにこんな辛辣な
言葉を掛けるというのは、やはり小説版のシンタローにはそぐわない。

解釈まとめ

『楽曲版』人造エネミーは、

『電脳紀行』から2年後、小説第1巻の1年後。

エネは何らかの原因により弱体化し、復活も出来ない。

ある事が原因で、シンタローとエネの関係が変わった。