『新』カゲロウプロジェクト完全解釈マニュアル 感想2 | 墜落症候群

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墜ちていくというのは、とても怖くて暗いことのはずなのに、どこか愉しい。

 今回の記事ではニコニコに投稿されている分の曲に付いては、ガガッとやっちゃいたいかな、と考えています(すいません、結果的に前回と同じく3曲で力尽きました……『コノハの世界事情』までです。如月アテンションは次回か次々回)。
 その次に、メカクシティアクターズで初公開の曲、メカクシティデイズの全曲感想に進んで行きましょう。まずはヘッドフォンアクターからです。



 この曲はじんさんの楽曲の中では一番聞いた曲ですねw 何回聞いたか分かりません。確実に2~300回は聞いたんじゃないでしょうか。
 カゲロウデイズは凄い曲だな、って想ってた物の、実際、投稿からすぐ後に聞いたのは20回にも満たないような気もします。俺がじんさんにドハマリしたのはこの曲からですね。
 初っ端から大統領が『世界が終わる宣言』。まあ、このめちゃくちゃ胡散臭い陰謀論的世界観はたまらなく好きなんですねw
 この曲から、凄い謎とか楽曲の関連性が気になりだしたんですw
 ヘッドフォンアクターには、人造エネミーのリンクが張ってあって、あからさまに関連楽曲っぽいんですよねw
 まず、ヘッドフォンアクターを聞いて、普通に考えるのは、人造エネミー→ヘッドフォンアクターの時系列ではないか、と想うんです。
 最後の方で、人造エネミーの女の子っぽい姿が、『ヘッドフォンの向こう側の声の主』として瞬間表示されるんですよね。
 俺も初めの内は、人造エネミーでの『私』が言う『君』は白衣の科学者の一人であり、人造エネミーの少女は科学者の関心を引く為に、デリートされない為に、『終末実験』に協力してたんじゃないか、って解釈ですね。
 これはニコニコ動画内の楽曲投稿順とも被るので、比較的分かりやすい解釈です。
 ただ、じんさんがツイートか何かで、『ヘッドフォンアクター』がなければ、『人造エネミー』や『カゲロウデイズ』は起こらなかった、というような『ヘッドフォンアクター』がある物事、事件の原因となった、というお話をされたそうなんです。
 その情報が入ってから、じゃあ、ヘッドフォンの声の主の姿が『人造エネミー』の子に似ているのはどうしてなんだろう? とか考える訳ですが、その『ミッシング・リンク』が埋められるのは『エネの電脳紀行』を待たねばなりません。



 想像フォレストは、変則的なボーイ・ミーツ・ガールなんですよね。解釈するって程の解釈すべき『謎』もないし、当時投稿時聞いたとしても数十回に満たないか、もっと少なかったかもしれません。
 俺がその頃にじんさんに求めていたのは、『謎』を呼ぶ展開というか、要するに『各曲は一体どのように繋がっているのだろうか?』という事だったんですねw なので、比較的この曲は平和だし、ハッピーエンドに感じられたので、あまり深い興味を抱きませんでした。
 『変則的』の意味に付いては、大体ニコニコ大百科の動画記事のじんさんのコメントや、わんにゃんぷーさんの設定画を読めば埋める事が出来るレベルです。
 という感触の曲だったんですが、解釈動画を作ってから、この曲への『想い』が凄い変質しましたねw
 端的に言うと、マリーのそのかなりキツい半生と、その後得られた『繋がり』にめちゃくちゃ感情移入してしまいまして、何か凄いマリーを等身大の人物として好きになれたのがひとつ。
 あとは、解釈動画のコメ返の中で『140歳なのに、この可愛らしい瞳は何なのだろう……?』『引き篭もり生活が長かったので、当然運動不足→コケる』というような『不老不死ドジっ娘萌え』とでも言いますか、何か不可思議なツボに目覚めてしまったような気がいたしますw
 何かそれから、マリーは凄くひいきしてしまうんですねw 『カゲロウデイズ-in a daze-』もマリーが可愛過ぎて、読みながら、考察メモを取っていた筈なのに、ほとんど中盤まで『マリーが可愛い』としか書かれていません。
 あと、改めて見ると、『空想』で更に進化するという事が分かっているとはいえ、『想像』の時点でわんにゃんぷーさんのアニメーションは凄いですねw やっぱりアニメだと見るのが楽しい! というのはあると想います、確実に! 
 動画とか絵とか、作れる/描ける人はやっぱり尊敬しちゃいます。勿論、音楽も俺には凄い難しいので出来る人には尊敬が浮かびますw

 如月まで行っちゃおうと想いましたが、若干書き疲れてきましたw 今回は次のコノハの世界事情がラスト、その次に『メカクシティアクターズ』やって、その次に如月、その次に『メカクシティデイズ』で行きましょうかねw

 それではコノハの世界事情です。



 俺もコノハの世界事情のファーストインプレッションを想い出す為にちょっと感情的な物言いをしてしまうかもしれませんが、ご寛恕下さい。
 まず、多分俺が初回時聞いた時の印象から行きますと『なんぞコレ?』って感じでしたかね(笑)。
 登場人物ラッシュは超カッケーって想った物の、それ以外に関しては、イマイチ何というか手放しで賞賛出来ないというか何というか。
 感情的には色々言いたい事がある感じでしたw
 まず、基本的に俺はある程度一曲で(他の楽曲との繋がりが示されるにしても)、ある程度、物語が閉じる方が良いかな、と想うんですよねw 人造エネミーとか、ヘッドフォンアクターのようにねw
 コノハの世界事情は想いっきり『中途』って感じがして、これ一曲を聞いても、スッキリしねえなあ、という気持ちが若干沸きましたw ヘッドフォンアクターをすげえリピートしたのは、『謎』が秀逸だったのもありますが『物語』が好きだったんですよw パニックの中での脱出劇、良いじゃないですかw
 コノハの世界事情は『解釈上』はかなり重要なんじゃないかな? とは想ってはいましたよ? ただ、断片的過ぎて、一曲の物語としては、イマイチ楽しめなかったんですねw
 肝心の物語に付いてですが、まず『陽炎ループ』に関しては、漠然とヒビヤに解決して欲しかったんですよw 俺は。プレイヤーが変わってしまうのって、ちょっと違うんじゃないかな? っていう。
 あと、『陽炎ループ』の新しい干渉者である『コノハ』のキャラクターが全然見えないんですw 途中までぼーっとして、『ヒビヤとヒヨリ』の死を眺めているだけのキャラが、突然、『ハッ』と目醒めて、『ヒビヤとヒヨリ』を助けようとし始める様を見せられても、正直『何ソレ?』って感じなんです。
 だったら、何で最初から『本気』を出さなかったの? 傍観してたの? って事になっちゃうんですよw 感情的にはですよw 勿論、すぐにコノハが動かないのには明確な『理由』はあった筈です。しかし、俺達が『コノハ』に付いて知る事が出来るのは、この3:05の中の楽曲の中だけなんですねw
 初め『ぼーっとしている』理由が分からない以上、見殺しにしてたのに、いきなりコイツ何? という感想を抱かざるを得ませんw という訳で感情移入度合いとしては割に低かった訳です。
 今ではコノハは俺の中で『カゲプロ』の中でヒビヤに次いで格好良いキャラ、という事になっています(勿論俺の想像込みの解釈の中で、という事ですけどねw)。それだけ、解釈という物は人の考え方を変えるという訳ですw 俺なりのコノハ像は主にカゲロウプロジェクト想像小説にて書かせて頂きましたw

 実は、この曲発表時点では、あまり深く聞いてなかったんですよw コノハが後半『何か』を頑張っているけどそれは『何か』? というのも割に放置プレーでした。あんまりモチベーションが上がらなくってですね……w
 ただ、何となく『可能性』を『選択』しているんだろうなあ……とは想ってました。要するに『ヒビヤとヒヨリ』は『ループ構造』に巻き込まれている訳ですが、例えば、『1周目』と『2週目』を並列的に並べてみると、細部と最後の『死因』等が違う、『パラレルワールド』とも捉えられますよねw
 この『パラレルワールド』の中の『最適解』、『ヒビヤとヒヨリ生存の可能性』を選び取ろうとしているんだろうな、って事は何となくぼんやりと考えてはいました。
 ただ、一瞬だけ映る『白衣の科学者』や、落ちる女性が誰かという事(これ何で俺モモって考えたんだろう? 普通に物語を追うとヒヨリ以外ありえねえ……w)、『雨』は何を意味するか? 登場人物ラッシュの詳細な観察、等を、凄まじい勢いで拾い始めたのは、実は『カゲロウプロジェクト完全解釈マニュアル』を書こうと決めてからなんですねw
 ある程度、普通に流通するファーストアルバムと小説が発売される前に、俺なりの『答え』をまとめてみよう、と考えたので、全てのネタを拾えるだけ拾い、自分で出来る限り分析しました。
 この曲で解釈動画を作り、それが色々な出会いを作ってくれたりもして、大変ありがたかったのですが、何故か俺の動画内では『ニートコノハ』のイメージが完全に定着してしまいましたw 何故だw あまりコノハにキツく当たったつもりはなかったんですが……w
 最後の登場人物でも『コノハですね』と書いたのは、ただ単純にこの楽曲の主人公だから、詳細は省いただけですし……。まあこういう投稿者も意図しないキャラクターが膨らんでいくのもニコニコの面白さなのかもしれませんねw ただ『おせーよw』については、我ながらナイス突っ込みだと想ってますw またコノハに対する解釈も今ではかなり変わってきてはいるのですが、あの時点ではあの突っ込みが偽らざる『コノハ』への心象の全てでしたw

 という訳で第2回はここまで。
 もうしばらく『感想』が続くので、『解釈』好きの方には気に入らないかもしれませんが、俺も別に一般のリスナーのように普通に楽曲を楽しむ事もある訳で、まあ、全部が全部『カゲロウプロジェクト』の関わり方が『解釈』オンリーってワケじゃないのでねw
 ライトな記事として、これを『解釈記事』の入り口的な物にしようと考えています。

 それでは次回もお楽しみに。


 第3回