■各話解説 ヘッドフォンアクター | 墜落症候群

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墜ちていくというのは、とても怖くて暗いことのはずなのに、どこか愉しい。

■各話解説。

■カゲロウプロジェクト 想像小説 時系列 設定 登場人物。

 うーん。まあ、オリ設定あり、じんさんの世界観を補足する想像アリって感じですかね。
 小説だと描写不足でちょっと分かりにくい所もあるかもしれませんが、この設定を読めば、取り敢えずお話の大体の筋は分かります。
 キャラクター紹介の後の台詞は、『決め台詞』とか『重要な台詞』ですねw 小説読んだ人は、ああ、そういえばあの場面で言ってた! とか想って楽しんで下さい。ある程度書き始めた時から構想は(特にラストエピソードラストブロウに付いては)頭の中に完成形が浮かんでいました。

■狂科学者の哄笑。 『実験都市』内の『研究施設』内 8月13日 18:00

 想像小説冒頭からオリ設定全開w 読者の方が引かれない事を祈ってますw 次の回からはヘッドフォンアクターをなぞる話になるのですが、取り敢えず『敵』である『白衣の科学者』の目的とか『どんな人物か』を書いてみる感じにしました。
 色々な人がいますが、共通しているのは『性格が悪い事』ですね。滅びろ……! とつい言いたくなるキャラが一杯ですが、爆発オチでほぼ実際に滅びましたので、十把一絡げだったのは、少し可哀想かな、と想わなくもない。大体、ヘッドノックが全ての諸悪の根源。

■『エネと終末実験開始』 8月14日 『実験都市』内 11:20。

 国民的狩猟ゲームって言うのは、要するにモンスターハンターの事ですw 俺は『カゲロウプロジェクト』はかなり未来な感じだと考えてました(デッドアンドシークで数世紀科学が進んだとかあるので良く分からなくなってきましたがw)。
 なので、大体2130年位? まあテキトーですが、それくらいで考えてます。モンスターハンター113位ですかね。エネがやってるのは。まあ、ゲームがそんなに続く訳がないだろ、というのは当然の突っ込みですが、ネタですw
 ここで重要なのは『実験都市』のエネにも友人がいたんじゃないか、って事ですね。マグとユノはそういう想像から生まれました。
 終末宣言に関しては、ちょっとありきたりではありますが、『核爆弾の同時射出』という事にしました。これは当然フェイクなんですがw

■エネの終末実験疾走 8月14日 11:40 『実験都市』内

 原作だとヘッドフォンアクターってエネのアクションがほとんどなんですよねw この回は比較的良く書けたのではないか、と想います。文章も改行を増やし、実際に走っている臨場感を表現しようと試みました。
 エネの友達を失った悲しみと、あと、『案内人』であるルナに対して、一瞬で、助けられた事への感謝、謀られた事への憎悪、生きてきた人生の違いによる驚き、という感情が変遷していく様を書こうとしました。
 比較的読みやすく書けたのではと想ってますw

■エネの電脳紀行 8月14日 14:00~ 『電脳世界』内

 ヘッドフォンアクターの描写の後、すぐに、『終末実験』の裏側、的な話をやっても良かったんですが、カゲロウデイズとの接続等の関係で、『電脳紀行』を先にやる事にしました。
 原作の『電脳紀行』は、かなり報われない曲に聞こえるんですよね。『終末実験』→『現実の身体死亡』のコンボは、かなり堪える展開だし、ちょっと性格が捻ちゃうのも、仕方ない事だと想うんです。しかもその後の人造エネミーでは、おそらくシンタローとエネの最期の一時が描かれているように感じます。すると、かなり報われない。
 『想像小説』内では『メカクシコード』を『エネ救出作戦』と捉えました。『メカクシコード』はかなり『幅広い解釈』が出来る曲なんですよねw
 エネの電脳紀行では、ファンタジーっぽい電脳世界が表現されているのですが、僕はアレンジして、ちょい現実寄りのガジェットに置き換えて表現してみました。
 この曲で描きたかったのはエネの心情ですね。

 私の気持ちが知りたいというのならば、『人造人間』に改造された上で一年間モルモットとして実験施設めいた都市で暮らした上で友人を都市ごと焼き殺され、現実の身体を亡き者にされ、そして、生涯で一番強く印象に残った『哀しい笑顔』の少女の似姿に成り代わってみれば良い。
 そうすれば私の『死んじゃえば良いのになあ!』と想わず言ってしまう心象が理解出来る筈だ。――勿論、お勧めは絶対しない。
 
 まあ、上記のような台詞は何となく書く前から浮かんでました。後は、エネが電脳体として、その性能をちゃんと自分の物にするまでの過程を描きました。
 『想像小説』のエネは、『メカクシコード』で救済される事が確定しているので、悲劇感を出すのが難しかったです。なので、最後には『白衣の科学者』にあわやデリートされるかも……という緊張感を煽ってみましたw

■『実験の裏側』/ヒビヤとヒヨリ

 のっけからヘッドノックの気持ち悪い心情描写がw 要するに、『手を叩いて笑う白衣の科学者』と『悲願達成した歓喜のヘッドノック』を自分なりに繋げた感じです。
 あと、ヘッドフォンアクターに関して、俺が描きたかった事の一つに、『エネ』以外の『人造人間』の視点、という物がありました。爆殺された彼らの心情を補完したかったのです。なので、エネの友達のマグとユノの最期を書きました。
 彼らについてはもうちょっと書く事があります。
 後、ヒビヤヒヨリ描写を入れ、カゲロウデイズとの接続を意識しました。原作でも『終末実験』時に、『実験都市』にヒビヤとヒヨリがいたのはほぼ明らかです。


 ■各話解説 カゲロウデイズ