昨年の2月~今年の2月まで、NPO法人オンザロードが運営する、インド・バラナシの『マザーベイビースクール』にて、スタッフとして活動してきました、小池と申します。
今回All For One Animal様からご協力いただき、こちらのブログにプロジェクトについて載せていただくことになりました。
少し長くなってしまいますが、最後までお目通しいただけたら、幸いです。
オンザロードホームページ:https://otr.or.jp/
(活動記録・学校の様子も、こちらからご覧になれます。)
マザーベイビースクール私立化プロジェクト:https://readyfor.jp/projects/On_The_Road
(学校が作られてから今に至るまで、現地の状況がよくわかります。是非お目通しください)
まず、インドの教育事情と学校について、そして今回のプロジェクトの背景を説明させていただきたい・・・
と思っていましたが、それは前回のAFOAの森田さんのありがたい・あたたかい心が書いてくださったブログでご理解いただけていると思います!
(前回のブログ :http://ameblo.jp/all-for-one-animal/entry-11565355394.html )
本来であれば私からもしっかりとご説明するべきだと思いますが、せっかく頂いたこの場で長々と説明するより、私の言葉で、私たちの想いを、とにかく伝えられたら!と思いました。
マザーベイビースクールの子どもたちは、日本の子どもと変わりません。
いつも元気いっぱい!
時にずるいことをしたり、お友達とくだらないことで喧嘩したり仲直りしたり・・・喜んでもらおうとプレゼントを作ったり、好きな子について恋愛トークをするおませな子がいたり(笑)
勉強ができる子、勉強が苦手でもスポーツや物づくり・絵を描くのが得意な子がいたり。
昨日まで出来なかったことが出来た時、いつの間にか出来ることが増えていた時、そんな一瞬一瞬の気付き・成長が、本人、そして私たち周りを笑顔にしてくれる。
子どもたちの存在自体が、笑顔!
どの国の子どもも、きらきらした瞳は変わらない気がします。
しかし、インドではカースト制度が未だ根強く残っており、マザーベイビースクールのある町は貧困層が多い地域。親の職業を継ぐ前提で貧困から抜け出せない環境の下、授業料や教材費がかかる公立・私立学校には通えない子どもが多い現状にあります。
そのためフリースクールの需要は高く、マザーベイビースクールは、授業料はもちろんですが、教材やノート・えんぴつ・消しゴムまですべて無料で提供しています。
開校当時は、親の家業に就くこと・お嫁に行くことが当たり前な文化の中で育ってきたため、夢を抱くこと自体がわからなかった子どもたちも、たくさんの日本人ボランティアとの出逢い、そして様々な体験から、現在はそれぞれ大きな夢を抱き、毎日一生懸命勉強に励んでいます。
そんなマザーベイビースクールですが、今は国からの認可が下りていない、いわゆる塾や寺子屋のようなものなのです。
このままでは、子どもたちがどんなに毎日がんばって勉強しても、彼らの将来を変えていくのは困難です。
そこで、進学・就業に有利となる卒業証明書を授与出来るよう、政府に学校の私立化申請を行うため、今回のプロジェクトが立ち上がりました。
https://readyfor.jp/projects/On_The_Road
卒業証明書を与えることができれば、今後日本でいう中学・高校・大学へと進んでいけるかもしれない。
現在、3歳~15歳くらいの子どもたちが50名ほど通っており、もう次のステップに進むべき歳になっている子どももいて、今回私立化申請できなかったら卒業は延び、また来年に・・・となってしまいます。
子どもたちの成長は止まりません。
私立化して、卒業して、次のステップへと進んでいけば、カーストの枠を超えて自由に夢を描くことができ、自分次第でどんな夢だって叶えられる。
私たちの願いは、彼らの将来の可能性を広げてあげること!
そして私は、彼らが夢を叶えるまで見守り、見届けるつもりです!!
一つ一つ出来ることが増えていく子どもたち。
子どもたちが描き始めた夢を、持ち続けられるように。
そしてその夢が叶うように!!
今、このプロジェクトの目標金額、150万円のチャレンジ終了期限まで、残り5日となり151名の方々から計137万円のご協力をいただいています。
奇跡のようなことです。本当にありがとうございます!!
でも、こちらのサイトの仕組みは、目標金額に1円でも達しなければ受理されず、寄付者の皆さまには返金される(クレジット決済はされない)システムで、達成できなければこれまでの皆さんのあたたかいお気持ちもすべてゼロに戻ってしまうのです。
日本でもまだまだ支援を必要とする方・場所があるのに・・・
貧困に悩む地域は他にもたくさんあるのに・・・
インドという遠いところの、会ったこともない子どもたちのために、一生懸命働いて得たお金を・・・って、すごく難しいことだと思います。
色々な意見があって当然で、私たちはそれもすべて受け止めたいと思っています。
それでも、もし少しでも興味を持って頂けたり、支援のお気持ちを持って頂けた方がいたなら。
直接的な寄付だけじゃなく、facebookやTwitterでのシェアだけでも、本当に、確実に、子供たちの未来を変える一歩となります!
読んでいただくだけでも結構です。現地で子どもたちと共にがんばり続けている仲間が、より詳しい現状を、そして熱い想いを伝えています。
どうか、あと5日!1人でも多くの方のご協力をお願いいたします!!
長文を読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。
最後になりますが、今回こうしてご協力いただきましたAll For One Animal様に、心より感謝いたします。
日々のご活動、そして皆さまのご健康をお祈りいたします。
ありがとうございました。
小池美雪