11月の総括 ~季節の足音そして癒えぬ傷とサヨナラの予感~ | 「365日の言の葉」

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それで始めたブログなので、日々起きたことや感じたこと、また以前と同じくAKB48関連や詞(詩)などジャンルを問わず更新していきます

【あと数時間すれば、時計は12時を超えて12月を迎える。いわゆる「師走」ってことで、2015年も書き入れ時の終わりとなる。まぁ、早いですな…。みなさんは今年やり残したことはありませんか?】




暖冬傾向にあると予想されていた以前の一報から一変、11月は最後に近付くにつれ冬らしい天候が訪れた。気象庁によると、日本海中部を進む低気圧が発達しながら北海道内を通過した影響で、25日午前9時の時点で札幌市で44センチの積雪に見舞われた。11月に40センチを超えたのは、実に62年ぶりだという。更に28日にかけて、北日本を通過すると見込まれていた低気圧と、日本海上空に大陸からマイナス30度の強い寒気が流れ込んだため、日本海側を中心に大気の状態が非常に不安定となった。そのため、北日本から西日本の標高の高い所を中心に、積雪の恐れがあるとしていた。



東京都心では霧が発生したり、また大阪・奈良両府県境にある金剛山(標高1125メートル)が、27日の朝に初冠雪を観測した。麓の大阪府千早赤阪村によると、去年より5日早かったという。山頂付近では約1センチの積雪があり、氷点下29度を観測した。27日の西日本は、この秋一番の冷え込みとなり
1)京都市…4.6度
2)神戸市…5.6度
3)大阪市…6.4度
を観測した。例年よりも気温の低い状態は、12月1日頃まで続く見通しだという。



世界文化遺産の白川郷合掌造り集落を有する岐阜県白川村も、27日には雪化粧が施された。岐阜地方気象台によると、最低気温は氷点下0.1度まで下がり、同日午後6時までに8センチの積雪を記録した。昨年より5日早いという。東海地方にも上空に強い寒気が流れ込み
1)名古屋…4.9度
2)岐阜…4.5度
3)津…5.7度
といった、12月上旬並みの冷え込みとなった。



今年も残り僅かとなり、年末年始(12月26日~来年1月4日)の渋滞予測が、27日に東日本・西日本・中日本・本州四国連絡の高速道路から発表された。渋滞のピークは上下線共に、1月2日と3日の両日になる見込みだという。期間中の10日間で予測される10キロ以上の渋滞発生回数は
1)下り線…64回
2)上り線…119回
計183回にも及び、その中でも
1)下り線…29回
2)上り線…76回
これらは前述した1月2日と3日両日に発生するとみられている。最も長い渋滞として、1月3日午後5時頃東名高速上り線大和トンネル(神奈川県大和市)付近を先頭とした50キロを予測している。



今年は特に、観光産業に怒涛の打撃が襲い掛かっている。その理由は、13日にパリで起きた同時多発テロの影響である。フランスは、年間約8500万人の観光客が訪れる世界一の「観光大国」である。観光産業のGDP(国内総生産)は1500億ユーロ(約20兆円)に及び、全GDPの7%を占めるほどの割合である。エッフェル塔や凱旋門、ルーブル美術館にノートルダム大聖堂…などなど多くの名所があり、この時期ともなればシャンゼリゼ通りが幻想的にライトアップされ、観光客を魅了する。しかし、テロの影響でフランス経済の先行きを懸念する声も多い。



テロ後は一斉に臨時休業せざるを得なかった名所も、今月16日から徐々に再開している。フランス国民は、「いつまでも外出を控えていたら、それこそテロに屈することになる」と、懸命に日常の平静さを取り戻そうとしているが、一方で観光客は当面そうした雰囲気にはなれないだろう。現に、JTBやH.I.Sなど日本の旅行会社は、直近に出発予定されていたフランスツアーの中止や無料キャンセルを発表した。大手旅行会社によれば、「またいつ狙われないとも限らない情勢から、年末年始の予約キャンセルや行き先変更の申し出が相次いでいる」とも語る。



リクルートライフスタイルの「エイビーロード海外旅行調査2015」によると、日本人がレジャーで訪れる海外旅行先として台湾やハワイ、韓国に次いで4位にフランスはランクインしている。このまま日本人旅行者が激減すれば、フランスにとって大きな痛手となる。ただ、「命をかけてまでの旅行はしたくない」という風評被害は、あの事件から当分の間拭い去れないことは免れない。



日本国内のニュースで話題となったのは幾つか挙げられるが、特に24日に日本テレビ系音楽特番「ベストアーティスト2015」に生出演したアイドルグループ「KAT-TUN」の田口 淳之介さんが、グループを脱退することを発表したことは記憶に新しい。田口さんが、「突然のご報告となり申し訳ありませんが、僕の方からお知らせがあります。僕、田口 淳之介は来年春を持ちましてKAT-TUNを離れ、ジャニーズ事務所も退所することになりました」と発表した。これについて、29日に日本テレビ「シューイチ」(日曜午前7時30分)に出演中のメンバーの中丸 雄一さんが、思いを述べた。



「まずは関係者の皆様にご迷惑をお掛けしてしまったことを申し訳なく思います。また、ファンの皆様にグループとして10周年を目前としている中で、本来なら前向きなことをお伝えしたい気持ちがあるのですが、それに反してしまったことを大変心苦しく思います」と、ファンへ向けて謝罪した。また、「主観的なことを話させてもらうと、田口とは半年間くらいお互いに後悔のないようにと話し合ってきましたが、田口の強く思う部分がありまして…。4人で活動を続けるようにできなくて、自分の力の無さに悔しい思いです」と、複雑な心境を吐露した。KAT-TUNの今後については、「脱退までは4人でしっかりやって、3人での新たなグループの構築に努めてまいりたいと思います」と、厳しい表情を崩さず決意を口にした。それぞれの道を歩む意志は、想像以上に固かったようだ。