ドラマ「サイレーン」主題歌などで話題!本格派シンガーソングライターAnlyデビュー | 「365日の言の葉」

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【明日のフラゲ日情報更新を前に、大々的に注目のアーティストを先にピックアップする内容にしました。ドラマ「サイレーン」の主題歌に起用されたAnlyさんの凄さについて書きました】




◇連続ドラマやCMなどタイアップも次々決定
沖縄の離島・伊江島出身である、18歳の女性シンガーソングライター・Anly(アンリィ)が、メジャーデビューの25日を目前に控え、早くも注目度が俄然増している。デビューシングル「太陽に笑え」は、10月から始まったフジテレビ系ドラマ「サイレーン 刑事×彼女×完全悪女」の主題歌に採用されている。更には、黒板アートによるアニメーションも話題となっている、カロリーメイトの新CM「見せてやれ、底力。」編では、岡村 孝子さんの「夢をあきらめないで」をカバーし、その印象的な歌声が注目されている彼女。



沖縄本島からフェリーで約30分に位置する伊江島は、人口約4000人からなる風光明媚な島。Anlyの音楽性をあらゆる面から育んでいき、中学卒業まで家にはパソコンがなく、インターネットにつながっているのも近所で数件しかないという環境の中で、音楽好きの父親の影響もあり、幼少時から60~70年代のロック・ブルースを中心に聞き込んでいたという。好きなアーティストも、ジョー・コッカーやCCRにZZ Topといったアーティストの名前を挙げるほどである。ドリー・パートンみたいなカントリーミュージックも好きだという彼女は、5歳の時に初めてギターをオモチャ代わりに爪弾く日々を過ごし、そのギターテクニックを擁し類い希なる歌声を持つ。



現在、ソニー・ミュージックレコーズでAnlyさんを担当している吉竹 直樹さん(第一制作部 担当部長)は、「奇跡的な存在」と彼女を評する。「情報が極端に少ない中で、学校からの帰宅後には70年代のサウンドを聴きながら、遊び道具でもあったギターを弾く。そうした生活によって、骨太でありながら幅広い音楽性が備わっていった。何より彼女の魅力はアコースティックギターの表現力、普遍的で力強いテーマを持った楽曲、そしてライブパフォーマンスの素晴らしさです。ギター一本で夢を叶えていける存在だと思っています」と、吉竹さんは語る。



◇ストレートに心へと響くヴォーカルも魅力
自分で曲を作ってみようと思ったのは、中学3年生の時だった。高校入学のため(島には高校がないため)に、沖縄本島に移ってからは那覇市内のライブハウスに出演も果たし、ステージの経験を重ねると同時にオリジナル曲も少しずつ増やしていった。彼女の実力は、前述したようにメディア関係者が次々と彼女を支持し、ライブハウスでのパフォーマンスを見た音楽関係者も絶賛した。全く無名のアーティストでありながら、次々とタイアップが決定していることからもその実力は窺い知れる。



カロリーメイトのCMで楽曲のプロデュース・アレンジを手掛けた緑川 徹さん(メロディー・パンチ所属)は、彼女を起用した理由を次のように語る。「今回の企画は、ストレートに受験を頑張っている学生たちを応援するというもの。メッセンジャーでもあるボーカリストの声はストレートに心に響く声でありたい。Anlyさんの声を聴いた時に、その強さを感じました。とにかくグッと来る、心揺さぶられる感覚。そこにAnlyさんの魅力があるのではと思いました。本番はオーケストラとのライブレコーディングでしたが堂々と歌いきり、演奏が終わった時自然と喝采が起きました」



昨年には、沖縄でのmiwaのライブオープニングアクトで注目を集め、高校卒業後上京した今夏は「J-WAVE(FM)」でレギュラーコーナーを獲得し、更にインディーズ盤でカバーをした縁もあり、英国チャートで1位を獲得した女性アーティストであるガブリエル・アプリンとの共演も実現している。この時も、ライブを観た関係者から共演の提案があり、即レコーディング日程まで決まったという。このレコーディング音源は、25日に発売されるデビューシングルのカップリングに収録されている。



彼女の夢は、「伊江島で夏フェスをすること」。その理由は、「音楽イベントを開催したら、島を離れた人も友達を連れて帰ってくるから。そうしたら島の家族も喜ぶし、それが島の活気にもつながる」という。単純に観光客を呼びたいというのではなく、島の家族を喜ばせたいと語る言葉は伊江島で育ち、今も沖縄で生活しているからこそリアルに響く。この純粋さも彼女の魅力である。



ルーツ・ミュージックのテイストをナチュラルに感じさせるメロディ、そして日常の中で生まれる豊かな感情を描いた歌詞が一つになった楽曲を携え、芳醇な響きと奥深い表現力を備えた彼女の歌を日本中の音楽ファンが共有し、心を震わせる。目の前でギターを爪弾きながら歌う彼女を見ていた、そんな光景が決して夢物語ではない気がする。このメジャーデビューをきっかけに、いよいよ大きく羽ばたき始めたAnlyさん。伊江島で夏フェスという夢も、そう遠くない未来に実現しそうな気がする。




(参考資料:オリコン音楽情報ニュース 11月15日付&Anly Official Website)