アニメ「すべてがFになる」OP&EDを収めたスプリットシングルが11日発売 | 「365日の言の葉」

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【昨日更新したフラゲ日情報の続きではありますが、前編後編にしなかったのは、いわゆる独立したものとして扱いたかったわけで…。一枚のシングルに2組のアーティストが、番組の内容に沿ってテーマ曲をスプリット(分割する)して収録するシングルについて書きました】




フジテレビ系で木曜の深夜の「ノイタミナ」枠で、8日より放送開始された新作アニメ「すべてがFになる THE PERFECT INSIDER」のオープニングテーマとエンディングテーマ2曲を一枚に収めたシングルを、スプリットシングルとして「talking/ナナヒツジ」が11日に発売された。オープニング「talking」を担当するのは、4人組ロックバンドの「KANA-BOON」であり、エンディング「ナナヒツジ」は3人組バンドの「シナリオアート」の書き下ろしである。



オリコン歴代シングル売上ランキングで1位になった「およげたいやきくん」(歌:子門 真人さん)は、B面になぎら 健壱さんが歌う「いっぽんでもニンジン」を収録したスプリット盤だったため、この事実を今回発売となる2組のメンバーに告げたところ、「レジェンドや~」や「超えられな~い」と声が上がった。KANA-BOONの谷口 鮪(ボーカル・ギター)が、「将来今回のことを振り返って、あの時一緒にスプリット盤を出せてよかったねって言えるようなところに、お互いいられたらいいよね」と言うと、両バンドメンバー共大きく頷き合っていた。



両バンドは、共に2012年にソニー・ミュージックのレーベル「キューンミュージック」が開催した「キューン20イヤーズオーディション」に参加した同期のバンドである。オーディションで優勝したKANA-BOONは、2013年9月にシングル「盛者必衰の理、お断り」でメジャーデビューし、以来コンスタントに新曲のリリースを重ねて、デビュー1年半が経った今年には、大阪城ホールと日本武道館でのワンマンライブをソールドアウトさせた。昨年11月に発売した5thシングル「シルエット」は、アニメ「NARUTO -ナルト- 疾風伝」のオープニングテーマに、また今月8月公開した映画「BORUTO -NARUTO THE MOVIE-」の主題歌「ダイバー」も担当し話題になった。「『NARUTO -ナルト-』のオープニングを担当して以降、ライブ会場に今までのファン層よりもう少し下の年代の子達が増えたなというのを目の当たりにしました。今回はノイタミナ作品ということで、既存のファン層よりもうちょっと年齢が上の人たちも観てくれる作品だと思うので、オープニング曲も気に入ってもらえたらいいなと思います」と、谷口さんは語る。



今回の「talking」のミュージックビデオ(MV)では、闇に包まれた謎の研究所で演奏するリアルでミステリアスなMVで、今までの作品ではなかったシリアスでクールな表情を楽しめる。同曲はインディーズ時代の曲で、「原作小説も読みましたが、作品の雰囲気にベストマッチすると思って選びました」と、ボーカルの谷口さんは語る。オープニング映像は、PerfumeやサカナクションのMVを手掛け注目を浴びる映像クリエイターの関 和亮さんが担当した。実写映像をトレースしてアニメーションにする"ロトスコープ"で作り上げた映像は、「めちゃめちゃかっこいい」「アニメに寄り添いながら、僕たちの曲のこともよく分かってくれていて、いい距離感で仕上がっていると思う」と、メンバーも大絶賛である。



シナリオアートは、前述した「キューン20イヤーズオーディション」のファイナリストに選出されたことをきっかけに、2014年1月にミニアルバム「night walking」でメジャーデビューを果たした。アニメの主題歌を担当するのは、今回が初となる。「今までは僕らのライブを観に来てくれたファンの直接的な口コミが頼りだったけれど、僕らのことを知っていてもいなくても、アニメを観るためにチャンネルを合わせた人に僕らの曲を聴いてもらえるという状況は嬉しいですし、どうなるのか楽しみです。アニメきっかけで僕らのライブに来てくれる人が増えたらいいなぁ」と期待を語った。



「ナナヒツジ」は、「原作小説や昨年のドラマ版を観て、アニメの世界観も広がるように、そう考えながら作りました。『7は孤独な数字』という言葉が印象的だったので、7拍子を取り入れてみました。天才・孤独・思考、この作品の中で僕の琴線に触れたキーワードも歌詞に生かしています」と語る。エンデイングビデオなどを手掛けるアーティスト・橋本 麦さんを起用し、全編プログラミングを用いて生成された「ジェネレイティブ・アート」と呼ばれる斬新な手法で、アニメの世界観を印象的に表現したものになっている。MVでは、夜の森で演奏するファンタジーなものに仕上がり、彼らが持つ世界観にベストマッチなスリリング且つドリーミーな雰囲気が満載な作品となった。



2つのMV撮影は、ソニーの35ミリフルサイズミラーレス一眼カメラ「α7S」で夜間を中心に行われ、圧倒的な高感度性能により肉眼では捉えることが難しい環境ながらも、アーティストの表情から高輝度のシーンまで全てを捉えることができた。撮影を終えて多田 卓也監督は、「2作品にまたがるストーリーシーンでは、時間の制約がある中、怒濤のスピードで撮影を重ねていきました。カメラのフットワークの軽さでハンディによる視点を始め、様々なアングルスピーディーに撮影することができました」と振り返る。



KANA-BOONは、「夜のビル内での撮影は新鮮でしたが、とてもハイグレードな映像になっているのを見て驚きました。暗い背景が鮮明に映っているのはもちろん、近未来を想像させられる高級感溢れる映像が広がっています」と語る。一方のシナリオアートは、「一人で歩くのが怖くなるくらいの真っ暗な夜の森での撮影でした。それでも演奏シーンは鮮明にカッコよく、ストーリーシーンでは森の雰囲気を綺麗に映し出して幻想的でミステリアスな世界が表現されていると思います」と、出来栄えに自信を見せている。




(参考資料:オリコン音楽情報ニュース 10月14日付&スポニチ芸能ニュース 10月29日付)