甲子園に出場果たした偉大な家系を持つ選手について | 「365日の言の葉」

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【昨日までは音楽ネタで貫いてきましたが、本日は「音楽ネタ以外で何かないかな~」と色々探っていたところ、先日終了した高校野球で活躍した選手の中に、その家系や親類で"サラブレッド"として紹介している面白い記事を発見したため、それについて書いてみました】




今年の夏行われた第97回全国高校野球選手権、高校野球100年目という節目の夏を制したのは、45年ぶり2度目の優勝を飾った「東海大相模高校」(神奈川県)だった。相手の仙台育英(宮城)を、10-6で競り勝ち幕を閉じることとなった。屈指の右腕としてプロからも注目されていた高橋 純平投手を擁する県岐阜商業高校が、岐阜大会の時点で敗退してしまい、大会前には盛り上がりに危惧されていた。しかし、終わってみれば大盛況だった。観客数は、昨年の85万3000人を上回る86万2000人に増え、関係者は一様に安堵の色を見せた。



今年の高校野球の中でも、早稲田実業のスーパー1年生・清宮 幸太郎さんが、1年生としては大会史上初の2試合連続ホームランを打ち、「怪物」とも呼ばれる大物ぶりを発揮した。そんな彼を始め、アスリート2世の選手たちも注目を浴びた。清宮 幸太郎さんは、父が早大元ラグビー部監督で、現トップリーグ・ヤマハ発動機監督の清宮 克幸さん。また、大会3本塁打を放った九州国際大付属の山本 武白志(ムサシ)さんも、父が巨人やロッテで活躍した山本 巧児さんというサラブレッドが揃っていた。



一方で、アスリート系統ではない著名人の親類も、甲子園の土を踏んだ。中京大中京の控え投手である長谷部 銀次さんは、江戸時代の蘭学者や医師でもあり著書・「解体新書」を書いた、杉田 玄白の子孫という家系である。母方の先祖がつながっており、玄白を初代とすると9代目にあたる。当然その家系を遡ってみると、先祖を辿れば一流学者だらけである。銀次選手の父は、国立基礎生物学研究所教授の光泰さん。祖父は、法学者・元熊本県立大学長の手島 孝さん。その祖父の妻・るりさんの兄弟である長男は、ハイジャックされた日航「よど号」のパイロットだった江崎 悌一さん。その二人の父が、世界的昆虫学者の江崎 悌三さん。その江崎 悌三さんの妻・シャルロッテ・ヴィッテさんは、ドイツ出身であり日独交流に尽力した方である。更に家系を遡ると、国歌「君が代」選定に関与した乙骨 太郎乙(オツコツ タロウオツ)さんがいる。杉田 玄白さんの息子・杉田 立卿さんは、眼科医だった。その立卿さんの息子には、蘭学者の杉田 成卿さんがいる。家系に並ぶ名前は、その人名を知らない方もいるかもしれないが、確実に日本の歴史に名を刻んでいる。



清宮さんや山本さんらといったアスリート血統とは一味違い、異色の家系といえる。しかし、親が偉大な家系から生まれ育った子供も、大活躍を果たしているのに凄いの一言が口をつく。チームには好投手の上野がいたため今大会では投球機会がなかったが、まだまだ2年生である。ストレートの最速も140キロを超えているため、まだまだ今後の活躍が期待される左腕を持つ投手である。



この他、関東一の内投手の松永 遼介さんは、父がヒットドラマ「半沢 直樹」にも出演したことがあるという、俳優の松永 博史さんである。また、早実の2年生で右腕投手・吉野 星吾さんの姉は、宝塚歌劇団「雪組」で活躍が期待される若手の彩波 けいとさんである。また、頂点に立った東海大相模の磯網 栄登さんの2人の兄は、同じく甲子園を経験した兄弟である。長男の将人さんは早実で、次男の遊斗さんは栄登さんと同じく、東海大相模として出場している。三兄弟が、全員甲子園でヒットを打ち白星を挙げ、遊斗さんは2011年の選抜で優勝したが、夏の優勝は栄登さんだけである。栄登さんが、兄たちの悲願を遂に達成した形となった。




(参考資料:スポニチアネックス 8月21日)