三瀬の方に納品に向かう道は土曜日でもそう車は多くなく、野河内あたりの貯水湖の深い碧や白くて大きく額を広げたウツギの花たちを眺めつつ心地いい風を感じながらの短いドライブです。

大杉の木立の中に完成間近のログハウスに到着。職人さんの間を縫って 出来上がったパネルを納めました。施主のMさんご夫妻は音楽家で、イタリア人のような大らかなご主人と柔らかでその中にも凛とした大和撫子のような夫人のコンビネーションはいつお会いしても絶妙です。デザイン当初から心待ちにされていた窓を「宝石のような窓」と愛でてくださった。

これからこの山荘で過ごされる時間も多くなり 街で消耗した身体がここでリペアされ、素晴らしいステージを届けてくださるのだろうと思います。健やかで穏やかな時間がたくさんありますように。


山葡萄にルリカケスの図


お二人をイメージさせる温かな余韻

 
毛繕い中のチカップ と山紫陽花が咲き始めた裏庭

さあ 来週から九州国立博物館にてステンドグラスアート・九州会の作品展がはじまります。それぞれの作家の様々なステンドグラスがご覧になれます。ぜひ 足をお運びくださいね。詳しくはステンドグラスアート・九州会HP

                       2014 May 30th