アリとキリギリス | アレクサンダー・テクニークってなんだろう?

アレクサンダー・テクニークってなんだろう?

ATとその周辺について、思ったことを時々書いています。

こんにちは、風は冷たいですが、少し春の気配が感じられるようになってきました。

さて、アレクサンダー・テクニークをやっていると普段のレッスンではあまり扱わないような習慣にも目が向くようになります。例えば食べ方の習慣や日常の過ごし方などです。

今日は自分の働き方についてなんとなく思いをめぐらしていました。

前々から気付いていたのですが、自分に対して遊びや楽しみの時間を与えない傾向があることについて考えていました。

いつも何かしなくてはと追われる感じがしていて、ちょっとさぼったりすると罪悪感を感じていました。そして、やることがクリアになっていないのになんとなく机に向かって何かをするというパターンがありました。

これってなんだろうと問いかけると頭の中にパッと「アリとキリギリス」の話が絵になって浮かんできました。

「えーっ、そこかー」 思わず声を上げそうになりました。

確かに小さい頃に「アリとキリギリス」の話は良く読んでもらっていたなーと、そして、その絵本のことは今でも思い出すことができます。

これは自分が影響を受けた両親や周りの大人の生き方や言葉を象徴しているものでもあるとは思うのですが、もしかしたら、実際にこの物語からも強烈にメッセージを受け取っていたのかもしれないと思いました。

4歳になるうちの娘は、この手の教訓じみた童話や絵本が大嫌いです。大人の言うことを聞かなかったり、正しい行いをしないと怖いことが起こるという脅しのメッセージを敏感に感じ取っているようです。

彼女はTV番組のプリキュアもキャラクターは好きなのですが、戦闘シーンになるとTVを消してくれと言います。

昔は女の子向けの番組で暴力シーンはあまりなかったと思うんですけどね。プリキュアの戦闘シーンなんてドラゴンボール並ですよ。そういえば、キューティーハニーは戦ってたかな?子供の頃は男の子向けの番組しか見てないのでこれについては詳しくありませんのでご了承ください(笑)

横道にそれましたが、子供向けのTV番組には善悪があって、善が悪をやっけることはいいことだ。そのためには暴力を使ってもいいんだよ。というメッセージがふんだんに盛り込まれているような気がします。

FM・アレクサンダーさんは自分自身の考えと思っているものも、ほとんどが外から刷り込まれたものであると言っています。

小さい頃に聞かされた話なども無意識下でその人の行動パターンを形成する要因になっているのではないかと感じさせてくれる出来事でした。