ベルばら、時代に翻弄された人々 ((゚m゚;) vol.2
こんばんは☆
新年明けて、もう1ヶ月経ってしまいました
約3週間後にはカーニヴァル
ヴェネツィアは習慣的にカーニヴァルが1つの節目。
これが終わると景気が上がるのでは?と
必ずこの時期の会話に出てきます
今年こそ上がって欲しいものですね~
さて、先日のジャンヌが引き起こした「首飾り事件」
ジャンヌ・ド・ラ・モット伯夫人
どんな事件だったかという前に...
多くの方もご存知だと思いますが
ジャンヌの他、主な登場人物をご紹介しながら
事件背景を少しお話し致します
ロアン枢機卿
勿論「ベルばら」にも登場
実際にも枢機卿でしたので、アニメでも立場はかわりません
本名はルイ=ルネ=エドゥアール・ド・ロアン=ゲメネー
(1734年9月25日~1803年2月16日)
Louis-René-Édouard de Rohan-Guéménée(ルイ=ルネ=エドゥアール・ドゥ・ローアン=ゲメネー?)
ロアン=ゲメネ公家の一員として、パリに生まれ
1760年に聖職に就き
叔父のコンスタンティーヌ・ド・ロアン司教の助手になる。
1772年にとある情報を収集する為にウィーンの大使館に派遣されたが
その派手な生活態度が、マリア・テレジアに嫌われてしまいました。
マリア・テレジアはオーストリア女大公。
マリー・アントワネットは彼女の末娘
「ベルばら」(漫画)のマリア・テレジア
肖像画:マリア・テレジア
1774年、ルイ15世の逝去後
ルイ16世(ルイ・オギュスト)のお祖父さん。
ルイ・オギュストのお父さんは、ルイ15世より先に亡くなり
長男と次男も亡くなっていた為、三男のルイ・オギュストが王位継承。
「ベルばら」(アニメ)のルイ15世
肖像画:ルイ15世
ロアン枢機卿はウィーンから召喚され
新たな役職に就く事が出来なかったが
ロアン一族の影響力は大きく
1777年、聖ヴァースト修道院長に
1778年、当時のポーランド王の指名で枢機卿に就任し
1779年、叔父の後を継ぎストラスブールの司教に就く共に
他の修道院長にもなりましたが、彼は国の「財務総監」の座を狙っていました。
ベルばらにも表現されている様に
聖職としての義務よりも華やかな暮らしを好み、生活の主要な拠点はパリにあり
ウィーン時代の生活態度から
マリー・アントワネットからも嫌われていたので
その関係の改善が財務総監への道を開くと思っていた所
その気持ちを利用され
1785年、首飾り事件へと繋がるワケです
さてさて、問題となっているこの首飾り
元々、誰が注文し
どうして事件に繋がる様な事になってしまったのか...
それは当時のフランス国王ルイ15世が
愛人デュ・バリー夫人の為に
宝石商シャルル・ベーマーとポール・バッサンジュに注文
「ベルばら」(アニメ)のデュ・バリー夫人
肖像画:デュ・バリー夫人
彼らは大小540個のダイヤモンドからなる
160万リーブルの首飾りを作製していました
1リーブル≒12000円と書いてあったので...
wikipediaより
約200億?!
問題の首飾りのデザイン画
問題となった首飾りのレプリカ
が、しかしルイ15世の急逝(天然痘)により契約が立ち消えになり
製作した首飾りを「誰かに買って頂かないと困ります~」
という事になってしまいました。
そこで、宝石商シャルル・ベーマーは
マリー・アントワネットにその高額な首飾りを売りつけようと
交渉しにヴェルサイユに向かったが...
また、長くなってしまったので
つづく...
アニメのロアン枢機卿とルイ15世以外の画像は全てGoogleから
いつも読んで下さって有難うございます
応援、ポチッと宜しくお願いします
大 変 励 み に な り ま す
新年明けて、もう1ヶ月経ってしまいました
約3週間後にはカーニヴァル
ヴェネツィアは習慣的にカーニヴァルが1つの節目。
これが終わると景気が上がるのでは?と
必ずこの時期の会話に出てきます
今年こそ上がって欲しいものですね~
さて、先日のジャンヌが引き起こした「首飾り事件」
ジャンヌ・ド・ラ・モット伯夫人
どんな事件だったかという前に...
多くの方もご存知だと思いますが
ジャンヌの他、主な登場人物をご紹介しながら
事件背景を少しお話し致します
ロアン枢機卿
勿論「ベルばら」にも登場
実際にも枢機卿でしたので、アニメでも立場はかわりません
本名はルイ=ルネ=エドゥアール・ド・ロアン=ゲメネー
(1734年9月25日~1803年2月16日)
Louis-René-Édouard de Rohan-Guéménée(ルイ=ルネ=エドゥアール・ドゥ・ローアン=ゲメネー?)
ロアン=ゲメネ公家の一員として、パリに生まれ
1760年に聖職に就き
叔父のコンスタンティーヌ・ド・ロアン司教の助手になる。
1772年にとある情報を収集する為にウィーンの大使館に派遣されたが
その派手な生活態度が、マリア・テレジアに嫌われてしまいました。
マリア・テレジアはオーストリア女大公。
マリー・アントワネットは彼女の末娘
「ベルばら」(漫画)のマリア・テレジア
肖像画:マリア・テレジア
1774年、ルイ15世の逝去後
ルイ16世(ルイ・オギュスト)のお祖父さん。
ルイ・オギュストのお父さんは、ルイ15世より先に亡くなり
長男と次男も亡くなっていた為、三男のルイ・オギュストが王位継承。
「ベルばら」(アニメ)のルイ15世
肖像画:ルイ15世
ロアン枢機卿はウィーンから召喚され
新たな役職に就く事が出来なかったが
ロアン一族の影響力は大きく
1777年、聖ヴァースト修道院長に
1778年、当時のポーランド王の指名で枢機卿に就任し
1779年、叔父の後を継ぎストラスブールの司教に就く共に
他の修道院長にもなりましたが、彼は国の「財務総監」の座を狙っていました。
ベルばらにも表現されている様に
聖職としての義務よりも華やかな暮らしを好み、生活の主要な拠点はパリにあり
ウィーン時代の生活態度から
マリー・アントワネットからも嫌われていたので
その関係の改善が財務総監への道を開くと思っていた所
その気持ちを利用され
1785年、首飾り事件へと繋がるワケです
さてさて、問題となっているこの首飾り
元々、誰が注文し
どうして事件に繋がる様な事になってしまったのか...
それは当時のフランス国王ルイ15世が
愛人デュ・バリー夫人の為に
宝石商シャルル・ベーマーとポール・バッサンジュに注文
「ベルばら」(アニメ)のデュ・バリー夫人
肖像画:デュ・バリー夫人
彼らは大小540個のダイヤモンドからなる
160万リーブルの首飾りを作製していました
1リーブル≒12000円と書いてあったので...
wikipediaより
約200億?!
問題の首飾りのデザイン画
問題となった首飾りのレプリカ
が、しかしルイ15世の急逝(天然痘)により契約が立ち消えになり
製作した首飾りを「誰かに買って頂かないと困ります~」
という事になってしまいました。
そこで、宝石商シャルル・ベーマーは
マリー・アントワネットにその高額な首飾りを売りつけようと
交渉しにヴェルサイユに向かったが...
また、長くなってしまったので
つづく...
アニメのロアン枢機卿とルイ15世以外の画像は全てGoogleから
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