*バレンタイン用にしてましたが、どうやら2/14は超える模様ですm(_ _ )m
*2/14超えても甘く妖しくいかさせてくださいっ!!ちなみに短編ではなくなりますた(ノДT)
*というわけで、千早センセーがぶっ壊れ気味ですが宜しくお願いしますm(_ _ )m
【夢小説】It depends on you ①(國府田千早/シンデレラ)
(千早Side)
「もうっ!千早さん?こういうのを医者の不養生っていうんですよ!」
「ふふ....君に言われちゃうなんてね」
「もう大人しく、毛布かけて眠って下さいね、そろそろお薬も効いてくるはずだし.....」
僕は自宅のベッドに横たわりながら、彼女を見つめて弱々しく笑う。
ここのところ、クリニックの仕事の他に取材、更にこの時期の学会出席など.....多忙を極めていた僕の体は悲鳴をあげてしまったらしい。
午後に熱っぽいなと感じた時には既に遅く、夕方になる頃にはかなり悪化していて、医者のくせにクリニックを早退してしまうという有り様で。
僕にしては、珍しく彼女に甘える事にした。
いや、朦朧とした頭の中で、彼女に電話をした、らしいのだけれど、まったく覚えていない。
どうやら、電話での僕の様子がおかしいことに気付いた彼女が、慌てるスタッフたちに断りをいれて、なんとかタクシーで僕を連れ帰ってくれた、らしい。
そして、今に至る。
一眠りした後、目を開けたら彼女が静かに怒っていて......それが嬉しくて、僕は毛布を口元まで引き上げながら、ふふふと笑ってしまう。
医者の不養生、確かにね。その通りだ。
でも、そんな風に僕の事を心配して、ぷりぷりと頬を膨らましている君を見ていたら嬉しくもなるというものだよ。
「う......」
息苦しくなって、はっと目をあける。
またあの夢を見てしまった。
具合が悪くなったり、調子が悪くて不安定になると時々見る夢。
灼けつくような体の感覚と異常なまでのダルさが僕の体を襲う。
荒く息を吐き出して、右を向こうと寝返りと打つと、額に乗っているものが落ちる。
寝ぼけた目を何度か瞬かせると、それがタオルなのが見えた。
(ああ、そうか.....熱が出てたんだったね......)
思考能力があまりない頭でボンヤリとしていると、扉の向こうから光がもれているのを感じてそちらに目をむける。
コトン、トントントントン......
何か音が聞こえる。
優し気な音。どこか、懐かしい感じの。
なんだったっけな、と思いつつも、眠気には勝てなくて。
引きずり込まれるように、また眠りに落ちる。
(つづく)
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