この四月に書きました 
人流』。

と或るご縁で、
「連想ゲーム」「のど自慢」 
「紅白歌合戦」等々の 
司会を務められました 
吉川精一さんのブログを 
お訪ねしましたところ、

何と当ブログにもお越し戴き、
更にコメントまで頂戴致しました。

吉川さんへのお返事の中で、

『やまとことば』より 
『漢語“風”』の言葉の方が 
値打、重み、威嚴 
があると思い込んだはる方々が、
“人流”をお使いなんかも、

て書きました。
 

同じ、
或いは似た意味の言葉 
の組合せで、

倭詞」は平易で日常的、
「漢語」は重厚で格式的で堅苦しい、

て例が多いんは確かどすけど 
中には、

『古代』と『古』いにしへ 
『風雅』と『雅』みやび 
等、

倭詞のが“非日常”で俗世を離れた 
“雅やか”なる趣を含んだ 
組合せも多々あります。

漢字表記では全く同じ 
『水面』『泡沫』『道標』、

『スイメン』と『みなも・みのも』 
『ハウマツ』と『うたかた』 
『ダウヘウ』と『みちしるべ』 
等も。

『石碑』は、
“石偏”の字どすよって 
『碑』一文字で“石文”の意の 
『いしぶみ』と讀みますけど、

『セキヒ』 『ヒ』よか 
『いしぶみ』のが、
“いにしへ”への想ひ、
を呼び起す言葉やないかと。
 
 

…等々に關しまして、
予てより考えてた事を 
思い出しました。

国会質疑応答の“忖度”關聯で 
以前より頻りに耳にしてました、

『トツゴー』。

複数の資料を突き合せて 
整合性の可否を調査・判斷する、
の意で用ゐられてますけど、

『突き合す』 
を無理矢理“漢語風”にしてる 
よ~な氣ぃして 
致し方ありまへんどした。

この言葉は、
閣僚さん、官僚さん、
そして与野黨共に 
議員さん方々が 
廣くお使いのよーどす。
 

ほぼ同じ意味で、
『照し合す』と字も意味も同じ 
『照合』セウガフ、

漢和辭典にも載ってますし 
歴とした漢語や思てましたけど、
これも元々は 
倭詞の“漢語化”が源やそーで。

そやけどこちらは既に永らく 
“日本語漢語”として熟してをり、
中華文化圈でも使われてるよーで。
 
 

あ、
“政治家”と云へば…。

先程例に擧げました 
音讀みの『ホーマツ』なる言葉、

一應は形として立候補してるけど、
端から選擧戰に關る氣の無い 
所謂“泡沫候補”や、
『泡沫企業』『泡沫雜誌』以外では 
未だ見聞きした事がありまへん。

當選には程遠い方々どすよって 
“政治家”と呼べるかどーかは兔も角、
沒收されるんが“ほぼ確實”な 
『供託金』を自腹?切ってまで 
“正式に”立候補してますし、
少なくとも“政治活動家” 
なんは確かで ^_^;。
 
 

閑話休題、
 讀み:「それはさておき」^^、

“言葉の亂れ” 
“近頃の若者は…”云々 

の言は古代エジプトの頃より 
存在するそーで、

言葉は常に變り續け、
新たなる言葉が生れては 
時の流れに 
“うたかた”の如く消え往く、

そして、
人々に親しまれ熟れた言葉が 
後世に承け繼がれ往く、

の繰返しが 
人類の歴史や思いますけど、

出來得れば 
“新奇” “珍奇”なる物には靡かず、
細々とでも可能な限り 
“傳統的”なる物を守り 
次世代に伝ふるんが自らの務め、

て思てをりますぅ v^_^;。
 

…とか何とか、
頗る甚だ著しぅ“エッラソ~” 
な事“ゆーて”ますけど、

“へーき”“そーで”“よーな” 
“てか”“よか”“のが” 
“そ~と~”“ゴーカ絢爛” 
“あっちゅー間に” 
“そゆ事”“そゆ譯”“どゆ意味?” 

等々の“超~~ケーハク文體”を、
以前よりず~っと 
“好き好んで”遣ぅてますのんは、

當ブログに旧くから 
お越しの方々どしたら、
疾~ぅの昔にお見通どすなぁ 
f^_^;;;A。