映画”おとうと” |   kitchen aki 美味しい毎日

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相変わらずいろんなことに好奇心いっぱいのakkoさんですが今はなかなかできません。
 

2010.1.30

 今日は夫と映画に行きました。

夫と行くのは何ヶ月ぶりかな~


”アバター”か”おとうと”かどうしようか迷いましたが、夫は絶対アバターかと思ったら

いや・・・あんまり興味なかったけど・・・ということで

”おとうと”になりました。


サユリストとしては当然でしょうか・・・


さすがの山田洋次監督らしい作品でした。

吉永小百合さんと鶴瓶さんの組み合わせの妙ですね。

さくらと寅さんの組み合わせをちょっと変えたような・・・・



でも私ちょっと身にしみるところが多かったです。


私も長女で弟がいます。


いつも”姉ちゃん”と呼ばれています。

さゆりさんほど賢姉でもありませんし、あそこまでごんたな弟ではありませんが


いつもしっかりしているおねえちゃんと言われ、私もどこか弟たちの面倒を」見なければと

思っていました。

大学行くときも親に頭下げて頼んだのも私だし、運転免許取り消しで裁判所に行ったのも私だし


結婚するときも、赤ちゃんできてんと親より先に言われて相談を受け

病院に確認に行ったのも私でした。


親に話したのも私が先でその地ならしをしました。



夫婦喧嘩した時、お嫁さんはすぐそばの実家に帰らず、当時九州に住んでいた我が家に逃げてきたことも

ありました。

1ヶ月親子を預かって無事に帰っていきました。


お金を貸したこともあります(まだ返してもらってはいませんがあげたと思っています)



そんなこんなもなんとなく当たり前と思って世話してきました。

”姉ちゃん!  ちょっと話があるねん”と電話かかってきたときはドキッとしながらも

絶対なんとかしてやらなきゃと思ったものです。


ずっとそんな役回りでしたから。

最近はそんなこともすくなくなりましたが・・・


でも今日の映画の中で

ずっとだめやと思われていた弟はずっと情けなかったと思うよ


小百合さんのお姉さんが

”私のほうが負い目がある”といった言葉です。



きっと私にも上から見てるように見えたと思います。


えらそうに言った事もないし、責めたこともないけど

どこか威圧感あったと思う。


私が反対の立場なら、やっぱり頭上がらないし、どことなく卑屈になっていたかもしれない。



そんなこと思いながら観ました。


私ももし弟が先に亡くなるとしたら、あんなふうに最期まで面倒みるでしょうね



晩御飯は屋台のおでんやさんで食べて帰りました。

夜になって雨になって寒くなりましたが、あったかいおでんで体もぽかぽかして


いい気持ちで帰路につきました。