地震だ津波だすぐ避難!防災訓練を行いました | 厚岸広報班のブログ

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10月16日(日)、厚岸町総合防災訓練を第1部と第2部に分けて行いました。

 

第1部は避難訓練。
7時30分にM9.1、震度7の大地震が発生したという想定のもと、防災行政無線や緊急速報メールで避難指示発令・解除を周知し、近くの避難場所への避難を呼びかけました。

 

厚岸味覚ターミナル・コンキリエでは、約60人が避難。

避難階段を使ってコンキリエまで登ってきた人は「いやぁーしんどいね。やっと登ってきたよ」と。
避難してきた人は、自宅から避難場所までかかった時間を確認し、いざというときの備えをしていました。

 

9時から行った第2部は、太田活性化施設らくとぴあで避難所運営訓練です。
太田自治会を中心に避難所運営本部を設置し、避難者や食料・物資の受け入れ、避難所を運営する訓練が行われました。

 

段ボールベットやパーテーション、簡易トイレなどの組み立てを体験。
トイレを組み立てた太田中学校の生徒に感想を聞くと「軽いし、簡単でした」と話していました。

(段ボールパーテーション内はこのような感じ)

 

その他らくとぴあ内では、避難者を受付して名簿の作成、町立厚岸病院医師による傷病者の対応、保健師による避難者の体調の聞き取りなど、駐車場では給水訓練や救援物資の輸送訓練などが行われました。

 

この訓練は市街地が津波により壊滅的な被害が発生したとの想定により、太田地区に避難所を設営するというものです。そのため、湖南地区や湖北地区の避難者を輸送する訓練も行われました。
自衛隊の車両を使い、それぞれの地区から町民の皆さんを輸送します。

 

釧路海上保安部のヘリコプターでは、孤立避難者の救出訓練が行われました。
門静副港で孤立避難者を救出し、太田中学校校舎屋上まで輸送するというもの。
門静副港での救出の様子は、警察の中継車によりリアルタイムで中継されました。

 

第2部訓練開始と同時に自衛隊、赤十字奉仕団、社会福祉協議会と防火クラブによる炊き出し訓練が行われ、訓練の最後に訓練に参加した全員で試食。
カレーライスに豚汁、おにぎりの提供があり、とてもおいしくいただきました!

 

らくとぴあの駐車場では、来場者が随時体験や説明を受けることができるブースが設けられました。
●釧路地方気象台による津波伝播シミュレーション
子どもたちは「うわぁ!」と驚いていましたが、津波を経験したことのある高齢者の方は「怖くて嫌だ」と目を覆う姿も。

 

●厚岸消防署による消火訓練
模擬消火器を用いて消火訓練を体験

 

●陸上自衛隊と厚岸消防署の車両や装備品の展示
普段乗ることのできない車に乗って、大人も子どもも興奮。

 

他にはNTTによる災害用伝言ダイヤル体験、NTTドコモによる衛星携帯電話の操作体験、サンエス電気通信による電源自給型無線LAN「デジモ」の展示、北海道コカ・コーラボトリングによる非常時飲料水の確保と提供、北海道LPガス協会釧路支部による災害用炊き出しセットの展示などがありました。
 

いつ起こるかわからない地震と津波。

非常用持ち出し袋や備蓄の用意を、防災訓練のたびにしてみてはいかかでしょうか?

そして、家族との連絡手段も確認しておきましょう。