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大相撲の序ノ口力士だった斉藤俊さん(当時17)が稽古中に急死した問題で、前師匠(元小結・双津竜)が解雇された時津風部屋を9日(火曜日)、同部屋所属力士で西前頭7枚目の時津海(33)=本名・坂本正博、長崎県五島市出身=が継承しました。

この日、日本相撲協会に力士の引退届を出すとともに、年寄「時津風」を襲名して協会の持ち回り理事会で承認されました。現53部屋の師匠では最年少となります。

時津風部屋は前師匠が解雇された際、9日夕までに後継者を決めるよう協会から指示されていました。部屋関係者らが協議し、将来の後継者候補だった時津海が急きょ現役を引退して、襲名することになりました。

記者会見した時津海は「斉藤君には本当に申し訳ない。二度とこのようなことがないようにしたい」と述べ、近く遺族を訪ねて謝罪する考えも示しました。

斉藤さんが急死した当日は協会の行事で外出していました。急死問題について問われると「(死亡時の稽古を)自分は直接見ていないので分からない。何も言えない」と口を閉ざしたのでした。

なお、年寄「錦島」を同じ部屋の十両・霜鳳が取得することを認めたそうですね。

新師匠の時津風親方(元幕内・時津海)は10日(水曜日)の午前には新潟市にある斉藤さんの実家を訪れ、遺族に謝罪しました。

新師匠は9日(火曜日)の襲名会見で、遺族になるべく早い時期に謝罪したい意向を示していました。東京都の両国の時津風部屋では師匠がいない状態で、部屋継承後の初稽古が行われました。

11日(木曜日)は、稽古風景を公開しましたが、初めて指導をしました。

新親方は前日に新潟市の斉藤さんの実家を訪問し、遺族に謝罪しました。この日は現役時代同様、白いまわしを付けて土俵へ、豊ノ島、時天空、霜鳳の3関取や若手力士に気さくに声をかけていました。

稽古は1日に再開していましたが、これまで部屋の中に報道陣を入れていなかったのですが、新親方は妙な面持ちで「(亡くなった)斉藤君の分まで、みんなが頑張ってくれると思う」と話しました。

12日(金曜日)は、北の湖理事長と伊勢ノ海親方(元関脇・藤ノ川)が新潟市にある斉藤さんの実家を訪れ、両親に謝罪しました。

7日(日曜日)から秋巡業が始まっていて、6日(土曜日)からは大相撲九州場所の前売りも始まっていますね。

皆さんの応援してる力士は誰でしょうか?