｢美しい瞳、香しき男｣
私が、役者をやるきっかけとなった
某有名劇団の、ワークショップ公演に参加したときの演出家の言葉
「役」というのは、普段の本人そのものが出てしまう。
どんなに役づくりをしようとしても普段の自分がそのまま出る。
だから、役者で自分が変われると思うのは間違っているんだよ。
大輔くんのこの何でもない
バックステージの様子ですが
きっと彼そのものが義経になっていたのではないかと。
義経のもつ、儚さとか、強さとか、美しさとか。
全部持っている人。
ここで、演出の染五郎さんの言葉を再び
今回の義経というのは
自分から立ち向かっていく強さ
そこに歌舞伎の義経のキャラクターの上品な柔らかさという部分が
あるのではないか。
それは、まあ言い換えれば高橋さんそのものではないかと思います。
義経に近づけるのではなく、高橋さんに義経を入れていけばいい。
大輔くんに「義経」を入れていく。
まさに、そこに立つのは、大輔くんであり、義経であった。
岩長姫が、義経に魅了されていくシーンがとても素敵でした。
岩長姫は、悪役なので、義経を殺すことが目的なのですが
殺す前に、自分のモノにしたい。
義経の心をかき乱してみたい。
かき乱した義経を見たい。そしてゆっくり殺したい。
すごーく恐いけど
でも、岩長姫が、義経に魅了されていく様子は
私たちが、高橋大輔という演者に
ズブズブと染まっていく様子に似ている。
一度はまってしまうと、抑えられない何かを彼はもっています。
抑えられないまま、何年もこうして彼の立つ場所に行き
今もこうして応援している。
そりゃあ、お金もかかるし、大変よ（笑）
お金持ちのマダムならいいけど
うちは普通の中流家庭なので（爆）
何でもかんでも大輔くんの立つ場所に行けるわけじゃない。
それでも、少しでも、大輔くんの作品を見たくて、表現に触れたくて
そして彼自身に会いたいので
こうして行くわけです。
そして、こんなブログも、何年も続けている。
大輔くん記事いくつ書いたかと思えば・・・・・３７７６回ですって！！
もうおかしいわ。
そうさせる、豊かな才能と、感性を持っている
大輔くんの活動をこれからも応援したい。
岩長姫は義経について語る言葉
｢美しい瞳、香しき男｣
まさに大輔くんそのものだと思う。
彼の表現は、まさに香しきものがある。
その色香がとてもいい。
今回の「氷艶」は、音の舞台でもあった。
佳菜子ちゃんの足の鈴の音
殺陣の音。
エッジの音。
歌舞伎の観客のかけ声（大向うというらしい）
スケートファンの声援
スケーターたちは、セリフはないけど
殺陣のときの「うりやあ」。
大輔くんの義経のうめき声。
「静御前・・・」と言う一瞬の言葉も素敵だった。
そしてTAOの和太鼓。
全ての音が舞台をつくっていたと思います。
大輔くんのスケートは、まさにその音にぴったりと
はまっていた。まさに、狂いのないスケートを見せていました。
そこは見事だった。
止まるときも、動く時も
殺陣のリズム、呼吸、
溜め方、速い動きまで
すべてが音にはまっていました。
それは、あらためて、大輔くんのスケートの素晴らしさを
物語るものだった。
お見事！！！
このシーン！！
私の席からは、見えにくくて。
こうなっていたんですね。
私の席からは、真横だったので
もがく義経様だけが見えてました。
まさか大輔くんが宙吊りになると思ってなくて
びっくりしました。
怖くないかなあ・・・・とかそんなことばかり思ってしまった。
大輔くん、ベスに来店。
ゆっくり休めているかな・・・・・・
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