RO逆浸透膜 ROとは? | Rigenerazione

RO逆浸透膜 ROとは?

いや~! どこから書いたらいいか?

雨 飲むことができる地球の水は、わずか0.8% !

いやいや、水に関して調べると、日頃の無知さが露見してしまい、迷宮に入り込んでしまいます。
水が不思議な物資なのは、あるところまでは理解できますが、
生体内での振る舞いをしっかり理解するには、やっぱり生命の誕生と進化どっぷりつかりたいですね。
学者さんの気持ち、すこし解ります。
しかしながら、もう時間のない私にとっては先に結論をださないといけないので、
自分の趣味は、またにして、浄水器の話に入ります。


水は人間の生命を維持するために欠くことのできない物質であるがために、社会及び経済活動を支える
物質として最重要視されていますので、水資源の確保は世界の問題です。

世界における水ビジネスは、私達が浄水器やペットボトルの水を扱う仕事を水商売というレベルではなく
世界の水環境の保全に寄与するビッグビジネスのようです。

水不足に対して海水の淡水化と産業排水及び都市下水の再利用の新しい技術の開発がされてきたなかで、
逆浸透膜の技術は進化してきたようです。波


Wiki から一部転記Wikipedia逆浸透膜
逆浸透膜(ぎゃくしんとうまく)とは、ろ過膜の一種であり、水を通しイオンや塩類など水以外の不純物は透過しない性質を持つ膜のこと。孔の大きさは概ね2ナノメートル以下で限外ろ過膜よりも小さい。英語ではReverse Osmosis Membraneといい、その頭文字をとってRO膜とも呼ばれる。-----

------1950年からアメリカの内務省が、将来の水不足の解消のため海水淡水化の研究開発に多額の国家予算を計上(最初の5年間で250万ドル、当時の為替レートで約9億円と言われる)し、これを受けて1953年、コロラド大学のレイドとブレトンが、酢酸セルロース膜による逆浸透膜法の可能性を示した。その後1960年に、カリフォルニア大学のシドニー・ロブとソーリラジャンによって初めて、酢酸セルロース膜による海水淡水化が実用化された。
家庭用は、1968年に近代的なPOU(point of use)RO(reverse osmosis)システムの父と言われるドナルド・ブレイ氏によりアンダーシンクの概念が確立され、数多くの特許技術により、現代の家庭用ROが普及している。彼は、Desal社(現:GE社に吸収)、Mission Membrane社、Nimbus Water System社、Nimbus Water International社に関与し、そして現代では多くの後継者が、世界的に家庭用逆浸透膜純水器の普及で貢献している。
業務用は、日本では1970年代に、東レ、東洋紡、日東電工などのメーカーがアメリカから技術導入を行って開発に取り組んだが、海水淡水化の分野では欧米に対して出遅れたため、1980年から財団法人造水促進センターが中心となって、それまで無かった逆浸透膜の一段処理を実用化し、世界の主導権を握るに至った。一方でこの頃から、逆浸透膜の用途がより付加価値の高い浄水処理(水道水の製造)、工業用の純水や超純水の製造、下水の再利用、果汁や乳製品・化学薬品の濃縮などに広がると共に、海水淡水化用の膜は価格競争時代に入っていった。


純水も超純水も当たり前に、産業では使われていたんですね。
なのに、なぜ逆浸透膜の家庭用もっと早く開発して普及させなかったのか?
熱帯魚には逆浸透膜の浄水器はあたりまえなのに、うお座
私達はカエルが病気になったり、メダカが死んじゃう水を生体内へ取り込んでいる!カエル

世界標準である逆浸透膜浄水システムは、先進国の中では、
日本だけが普及が進んでないのは、何故?


NO.1の理由は、

最新科学の生み出した高性能な逆浸透膜浄水器は、
水道水の現状や水ビジネスの問題を暴露することになる。

純水や超純水とは化学の用語であり、うそがつけない。

自然界の水や水道水には、カルシウム等の硬度成分、ナトリウム、シリカ(珪酸)などの塩類成分が溶解しており、その成分が用途によっては工業機械や製品にトラブルを生じ、使用に適さない場合があります。
そこで、水中のこれら成分を取り除いた水(純水)を製造して工業用に利用しています。
純水の水質は、大まかに電気の通りやすさ(電気導電率)で表わされ、電気導電率で0.05~1mS/m 【ミリジーメンスパーメートル】(水道水は10~20mS/m)です。

半導体工場などで使われる超純水は、電気抵抗率18MΩ・cm 電気伝導率0.067μS/cm以下の水です。

誇大表現の嘘や、健康によいという水話も、有害物質が取れなければお話しにならない。
0.0001ミクロンの純水フィルターの威力はすごいですね。ビックリマーク

クリックしてください、大きくなります。目


NO.2の理由

取付工事やフィルター交換、メンテナンス等に知識と技術が必要なので、
家電ショップで簡単に購入、自分で取り付け可能な商品のほうが販路も広く、ビジネス効率が良い。


NO.3の理由

私達消費者が水の汚染に一番係わっていながら、水資源の重要性を真剣に考えず、
広告宣伝のレベルで浄水器を購入したり、ペットボトルの水を購入してきたから。



純水は、すでに私達が気づかないところで、産業や公的機関に幅広く利用されています。
純水の用途例です。

ボイラ用水台風         スケール防止のため、中高圧ボイラの給水として利用する。
                (低圧ボイラは軟水給水が多い。)
飲料の割り水ワイン      不純物が少ないため、濃縮還元飲料の割り水に適当。
電子部品洗浄水 パソコン     電子部品の洗浄用水に利用し、ウォーターマーク(水垢)を防ぐ。
オフィスビルの加湿用水雪の結晶  オフィスビルの加湿による白い粉の飛散を防ぐ。




逆浸透膜(RO膜)の説明をする前に、まず半透膜のお話をしましょう。

ガラスや金属あるいはプラスチックなど液体を入れる容器が手に入らなかった時代、ヨーロッパではその容器としてブタや羊の膀胱が用いられていました。そして、この容器にワインや塩水を入れて水中に放置すると、容器内の液量が増すことが当時から知られていました。これを科学的に調査し、半透膜として説明がなされたのは19世紀末のことです。
ワインや塩水の液量が増えるのは、容器内の液体と周りの液体との濃度が違うため、薄いほうから濃いほうへ水が膜を通過して移動した結果によるものです。

逆浸透の原理 
かたつむり
ナメクジ君に塩を掛けると、体液のほうが薄いので、身体から水分だけが出て来てしまう現象が、
溶液側から、水だけ濃厚溶液側に透過すること、これを浸透と呼びます。
無理矢理、食塩水の水だけををナメクジ君に押しつけて入れてしまうこと。フグ
濃厚溶液に圧力をかけると、半透膜を水だけが透過し、濃厚溶液に不純物が残ります。
これを逆浸透と呼びます。<
図は、食塩水と真水で説明しています。

pontaのブログ-浸透圧

RO膜の孔は、電子顕微鏡でも見ることのできないレベルで、非多孔膜と呼ばれています。ただ孔というよりは、膜を構成している高分子間のすき間を水が通ると考えるほうが正しいでしょう。





ここまでは、OK?