右寄りの論客が集まって「売国」政治家をランキング付けしその行いを糾弾する、という内容の小林よしのりくん編『日本を貶めた10人の売国政治家』を読みました。



日本を貶めた10人の売国政治家 (幻冬舎新書)/著者不明
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栄えある? 第一位は河野洋平くん!


従軍慰安婦問題における談話が高く評価されたみたいです。



第二位は、村山富市くん。


阪神・淡路大震災の際の対応のまずさか評価のポイントです。


注目したのが、阪神・淡路大震災の際に、自衛隊の派遣要請を兵庫県の一課長補佐が行い、その後知事の不興を買って左遷させられた、という記述。


彼が救助要請を行わず自衛隊の出動がさらに遅れればさらに何千人もが犠牲になったかも知れないのですから、これは杉原千畝のユダヤ人救済に比すべき業績ではないでしょうか。


これは靖国参拝の問題にも通じる話ですが、まだ在職しているのであればそれなりの地位に就けてあげるべきですし、既に退職されているのであれば一時金等何らかの形で報いてあげるべきでしょう。


そうでなくて、どうして民に尽くせますか。



第三位は小泉純一郎くん。


改革で自民党ばかりか国をぶっ壊し富を米国に差し出した点が好評価につながりました。


でも、北朝鮮に乗り込んで拉致被害者を取り返してきた点は評価されてしかるべきだと思うのですが。


だって、前の森喜朗くん(第九位)なら、そんな危なそうな所へは絶対行きそうにありませんでしたからね。



などなど、全部で10人の政治家が取り上げられています。


頷ける部分と、それはどうかなぁと思う部分とが混在していますが、現代の保守思想の一端を知る手掛かりにはなります。




評価 ☆☆