東野圭吾くんの短編集『毒笑小説』を読みました。


毒笑小説 (集英社文庫)/東野 圭吾
¥630
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全12編。


「誘拐天国」

お金持ちの老人たちが、身代金で得られる以上の金をかけて、孫を誘拐します。


「エンジェル」

未知の水生生物は愛らしい天使のような姿をしていました。

しかしエンジェルと名付けたその生物が石油を餌にすることがわかって……というSF。


「手作りマダム」

これはオチが読めましたね。

同じ会社の夫の上司の妻との付き合いも大変です。


「マニュアル警察」

警察業務がマニュアル化されたためなかなか自主出来ない、という話。


「ホームアローンじいさん」

タイトルのとおり。

老人が一人で留守番をしている所に泥棒が、という話。


「花婿人形」

マザコン青年の結婚式の話。


「女流作家」

子を産んだ作家が編集者を避けるようになったのはなぜか。


「殺意取扱説明書」

恋人を奪われた女が殺意取扱説明書を読み、奪った女を殺そうとするが・・・。


「つぐない」

つまらない中年男がピアノを習い始めたわけは?


「栄光の証言」

誰にも相手にされない中年男が殺人事件の目撃者となるが・・・。


「誘拐電話網」

ある日、俺のところに子供を誘拐したという電話がかかってきて・・・という話。




評価☆☆☆



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