釣りブログから山ブログになったのか?

心配している読者も多いと思うのだが、あくまでも釣りブログです。(笑)


14日~16日の3連休!キス釣り準備は万全だったが、天候不良により出撃する事ができず、

海の神様から完全に嫌われてしまったみたいだ。

その分、山の神様からの御加護は絶大みたいで、天候にも恵まれ、先週も男鹿三山を縦走してきた。


「男鹿三山お山かけ」かつては修験者(山伏)の業として行われ、

地元では「お山かけ」をしないと1人前の男として認められないらしい。

ここは1つ、山登りのステップアップの為にも、山中の長い距離を歩いてみるのも悪くはないのだが、

少し難点が・・・
秋田向浜発!釣り部の軌跡!

北浦「真山神社」をスタートして、ゴールの門前「五社堂」まで、片道10㎞

さすがに往復するだけの根性と時間は持ち合わせていない。そこで、車2台で現地を目指す事に・・・

まず、「五社堂」下の駐車場に1台、車を停めて、その後、真山神社へ

これで、帰りは五社堂から真山神社まで車で移動できるので、往復する必要はなくなる。
秋田向浜発!釣り部の軌跡!

「真山神社」下の駐車場にて装備を整え、恒例の記念撮影♪

さすがに山登り3回目ともなると、それなりに格好も堂に入っている。

AM09:05 五社堂に向かって出発!
秋田向浜発!釣り部の軌跡!

なんと!登山道の入口は真山神社の参道。「お山かけ」の荒行開始に相応しいシチュエーション・・・

途中の社務所にて、巫女さんから「行ってらっしゃいませ♪」と笑顔で声をかけられ、

その微笑みの陰に隠されている真実を、これから試されるのであろう。
秋田向浜発!釣り部の軌跡!
まずは真山神社にて、五社堂までの安全を祈願。向かって左側より、いよいよ入山である。
秋田向浜発!釣り部の軌跡!
AM10:05 奥御殿の物見櫓に到着。

ひたすら長い登り坂ではあったが、山道も整備され、下草もしっかり刈られており、

登山というよりは、トレッキングという感じ♪山ガールにもお勧めかもしれない。

ただ、この時期は「アブ」「ハチ」「ヤブカ」が非常に多いので、虫よけグッズは必須である。

虫が多いだけに、あっちこっちに「クモの巣」が張り巡されており、

先頭の鼠先輩は大変だったみたいだが・・・
秋田向浜発!釣り部の軌跡!
物見櫓から正面に見えるのが「寒風山」である。

男鹿三山は「真山」「本山」「毛無山」の三山を指すものだと思っていたのだが、

本当は「真山」「本山」「寒風山」の三山が本当らしい。まぁ興味のある人がいたら調べてみてくれ!
秋田向浜発!釣り部の軌跡!

ここで1枚!記念撮影。あと、どれくらいで真山の頂上なんだろう?

すれ違う登山客でもいれば、情報を得る事もできるのだが、

唯一、すれ違ったのは、トレイルランニングをしている2人組で、風に様に去っていきました・・・

多分、五社堂側から走ってきて、真山神社側で折り返して戻ってくるんだろうなぁ~

抜かれないうちに、先を急ごう♪
秋田向浜発!釣り部の軌跡!

と思っていたら、物見櫓を出発して数分!道の横に真山頂上の標識が・・・

ちょっと拍子抜けではあったが、とりあえず「真山」をコンプリート。

そして、更なる極み!「本山」と「毛無山」を目指す事に♪
秋田向浜発!釣り部の軌跡!
毛無山方面と加茂青砂方面の分岐点に到着!

「毛無山」の標識で、この2ショット♪特に理由はないと思うのだが・・・(笑)
秋田向浜発!釣り部の軌跡!

更に近くには、この様な標識が・・・

鼠先輩曰く、前を歩く人のキ○タ○が掴めるくらい急勾配の坂なので、キントリ坂と言うらしい。

現在は廃道に近い状態みたいだ。

それにしても五社堂まで、あと6.8㎞かぁ~ まだまだ先は長いぜ!
秋田向浜発!釣り部の軌跡!
AM11:00 人工物が立ち並ぶ開けた道に出た。
秋田向浜発!釣り部の軌跡!
これが、本山に続く「自衛隊道路」と言われている道みたいだ。

広い道なので安心感はあるのだが、勾配がきつく、砕石が敷いてあるので、非常に歩き辛い。

北朝鮮から簡単に攻め込まれない様にする為の対策なのだろうか?
秋田向浜発!釣り部の軌跡!
周囲には高い木もなく、見晴らしは最高♪

眼下には、本日、行く予定の温泉「きららか」(旧桜島壮)が見える。
秋田向浜発!釣り部の軌跡!
自衛隊道路を歩き始めて中腹くらいに、南無阿弥陀仏の文字が彫られた慰霊碑が・・・

文献によると、昭和20年8月の終戦直後、大館の米軍捕虜収容所に食糧を運んでいたB-29が、

本山に激突して、11人が死亡したという事だ。

多分、地元衆も、この山を登って救助に来たんだろうなぁ~ 
秋田向浜発!釣り部の軌跡!
AM11:15 本山山頂付近に到着したのだが、

既に頂上は自衛隊に占拠されており近づく事ができない。(笑)

目の前に見えるのが航空自衛隊のレーダーだ。施設内から、こちらに監視カメラが向けられているので

自分たちの動きは全てチェックされているのであろう。

あとで伺った話しなのだが、申請すれば、半年後くらいには、施設内の頂上を拝む事ができるらしい。

また、来た道を戻りながら、三山の最後となる「毛無山」を目指す事に・・・
秋田向浜発!釣り部の軌跡!
これが「本山」側から望んだ「毛無山」の山頂付近なのだが、

既に、こちらの頂上も自衛隊に占拠されているのが濃厚な雰囲気だ。(笑)
秋田向浜発!釣り部の軌跡!
自衛隊道路と並行している山道を歩くこと10分。

再び自衛隊道路と交差したところに、プレハブ小屋を発見♪

どうやら男鹿国定公園を管理している人の詰所みたいだ。定年後は、この様な仕事をやってみたいなぁ~

管理人は巡視中らしく、人の気配も無いので、先を急ぐことに・・・
秋田向浜発!釣り部の軌跡!
AM11:50 ここにきて、プチアクシデント・・・

目の前に「毛無山」山頂のレーダーが見えているのに、道は、どんどん下る一方。(汗)

どこかで「毛無山」方面に行く道を間違え、既に「五社堂」方面に向かっているみたいだ。

今さら戻って「毛無山」の山頂を目指したとしても、既に自衛隊に占拠されているのは明らかなので、

これにて「毛無山」をコンプリートとしたという事で・・・(秘)

少し歩いてから、日陰の道端で昼食を取り、再び五社堂を目指して出発。

ここからは、ひたすら下るだけなので、少し周囲の景色を楽しみながら歩いて行こう♪
秋田向浜発!釣り部の軌跡!
半島で海風が強いせいなのか?笹が多く、キレイな花はあまり咲いていないのだが、

アジサイ?みたいな花が、結構、道脇に点在♪
秋田向浜発!釣り部の軌跡!
これは何の蕾だろうか?この蕾も道沿いに、やたら点在している。

鼠先輩によると、「山ユリ」・・・らしい? 何でも山を付ければイイというものでもないが、

じゃぁーさっきのは、「山アジサイ」????

そして、先頭を歩いていた鼠先輩が見つけたのが、これだ!
秋田向浜発!釣り部の軌跡!
体長約5cmほどのミヤマクワガタ!男の子にとっては宝物の様な一品♪

お店で買うなら最低でも¥1500くらいであろう。大きくなった男の子としては持ち帰りたいところだが、

やっぱり自然の中が一番だよね。「森へお帰り!」 ナウシカばりの心で、ヤブの中へ


途中、真山神社から戻ってきたトレイルランニングの2人組に、再度、追い越されたものの、

他の登山客などとは、一切、すれ違う事もなく、山道を歩いていたら、

坂の途中に座って昼食中の「第一山人」発見♪
秋田向浜発!釣り部の軌跡! ※秋田プロガイドネットワークより転載
声をかけたところ、どうやら、巡視中の管理人で「安田」さんというらしい。

真山神社の近くに住んでおり、大気汚染の影響による「ナラ枯れ」や「生態系の変化」にやたら詳しく、

どこかのエライ教授かと思い、15分ほど、安田さんの話しに耳を傾けてから別れたのだが、

気になったので、自宅に帰ってからプロフィールを調べてみた。


本名は「安田 勲」 県内にある11の自然公園に配属されている23人の自然公園管理員の1人みたいだ。

「男鹿半島自然ガイドの会」代表で、男鹿の自然に40年も関わっている。

何よりも驚いたのは、どっかの教授ではなく「秋工」卒だったという事!

健康増進部メンバー全員が「秋工」卒なので、うちらの大先輩でした♪

しかも県内屈指のランナーだったらしく、

第28回十和田八幡平駅伝にも出走しているアスリート。人は見かけによらないものである。
秋田向浜発!釣り部の軌跡!

この様な出逢いと「なまはげ」の御加護もあり、

PM01:30 ようやく無事、ゴールの五社堂に到着しました♪
秋田向浜発!釣り部の軌跡!
五社堂下の駐車場で、男鹿三山「お山かけ」達成を祝して記念撮影♪
秋田向浜発!釣り部の軌跡!
車で真山神社に戻る途中、桜島の「きららか」で温泉を堪能!

お腹も空いていたので、ご飯を食べようと思ったのだが、

なんとラストオーダーが14:00…間に合いませんでした…
秋田向浜発!釣り部の軌跡!
PM3:30 ようやくスタート地点の真山神社まで戻ってきました。

この後、お腹の空き具合も限界だったので、

男鹿海鮮市場でご飯を食べようと向かったのですが、またもやラストオーダーで準備中!

どうやら男鹿のお食事処は、閉店するのが早いみたいです。

そして、たどり付いた先が…
秋田向浜発!釣り部の軌跡!
男鹿市内にある「省吾」まずはビールと冷奴で1杯。うめぇなぁ~ 

もちろんノンアルコールですが、気分的に酔ってしまいそう♪
秋田向浜発!釣り部の軌跡!
続いて、ふぐラーメンを堪能。初めてふぐの唐揚げなる物を食べました。

あっさり醤油スープに、辛味がアクセントになっており、なかなかの一品。

麺を一工夫すれば、オリジナリティーのあるラーメンになりそう♪

おっと、続きは「素敵なラーメン生活in秋田」にて…


これにて、今回の男鹿三山「お山かけ」報告は終了である。

次回は9月くらいに、乳頭山山頂を目指す予定だ。

それまで各自自主練という事で、

盆休みに帰省した際は、実家近くにある武田山の単独登頂に挑む予定だ。(笑)


今週末は出張。来週末は竿燈。そして盆休みと、忙しい毎日が続くのだが、

何とか時間を作って、本業?の釣りにも精を出さねばなるまい。