マズローの欲求5段階説という理論がある。


秋田向浜発!釣り部の軌跡!

マズローの理論によると底辺の欲求から順番に満たしていかないと、次のステップには進めないのである。

マネジメントの基礎的な部分でもあるのだが、この理論を活用して物事を進めている上位職は、

俺の知る限り工場には、ほとんどいない。むしろ、マズローの理論すら知らないのでは?

と思う管理職すら存在する。いきなり③④を無視して自己実現を求めてくる上司や先輩がいたり、

自らの勘違いで③④を構築できず、チームプレー無視のチョー自己中的な考え方を持っている人がいたり

するのだが、そんな人達には、ぜひ釣りをやって頂きたい。

キャップ理論では、マズローの欲求5段階を全て満たすのが釣りである。

また、子育てにも、マズロー理論は有効なので、自立した子供を育てるなら、覚えておいて損はないだろう♪


2010.06.25(金)

07:15 出勤。早々に冷凍機点検、TOC点検、製品搬送と業務をこなす。

消防訓練での遅れを取り戻すべく、昼休みをとらずに業務をこなす。

なぜって?・・・それは、定時であがって男鹿の海にいく為である。

この1週間の頑張りは、この日のためといっても過言ではない!鯵太郎も同様のハズだ!

16:30 業務終了。後は定時のチャイムを待つだけ。

そこに、鯵太郎の悲痛な叫びが・・・「ハイエバ移送いがねっすぅ」

その後、詰まりを開通させるために2時間を費やす。途中、エア押しで被爆して、全身、結晶で真っ白けに・・・

19:00 ようやく作業が終了した。しか~し、既に生理的欲求を満たされている俺の心は折れる事はない。

無論!鯵太郎も同様である。暗くなりつつある車窓の景色を見ながら、男鹿へ車を走らせる。

一足、先に出た鯵太郎と男鹿アマで合流。「こませ」くんと自分の夕食を購入。

ちょうど、半額になっていた国産「うな重」を1つ発見。うな重前で購入を悩んでいたオヤジの横から、

サッと手を伸ばして、半額「うな重」をゲットしてしまった。(すまぬオヤジ・・・背に腹はかえられん!)


まずは鯵太郎と相談して、館山崎に行く事に・・・ここで釣るのは初めてだが、

鯵太郎は昨年のエギング時に来ていたらしく、いろいろポイントは詳しいみたいだ。

ライフジャケットを身につけ、夜空には、うすもやの満月。辺りは非常に明るく、絶好の夜釣り日和だ。

安全の欲求が満たされ、大物の期待に胸が高鳴る。

しか~し、現実は、そんなに甘くはなかった。鯵太郎は小メバル1匹。俺はアタリすらない完全ボーズ。


22:00 俺も鯵太郎も、どちらからともなく移動するすかぁ?という言葉に賛成。

途中、ヤスから電話があるものの、家に帰って寝てしまい、いま起きたそうだ・・・

まぁ釣り部として、帰属(集団)の欲求は満たされているみたいだ。


後は自我の欲求を満たしに塩瀬へ

もう最初っからマメアジ狙い。気持ちっこ、ちっちぇと言われても、なんと言われてもイイ。

とにかく、アタリをあじわいたい。引きをあじわいたい。魚を釣りあげたい。ただ、それだけである。

早速、サビキ名人の鯵太郎がマメアジモードに突入。2~3分おきに1匹づつ釣り上げる。

俺はというと・・・釣れねぇー。よくよく見たらハリが鯵太郎の物より一回り大きい。これが原因か?

それでも頑張って、マメアジ8匹ほど釣り上げた。


秋田向浜発!釣り部の軌跡!

日付も変わり、お互いに疲れてきたので帰る事に・・・

鯵太郎から、釣り上げたマメアジを全て頂き、合計33匹のマメアジを持ち帰った。

(鯵太郎 ありがとう♪恩にきるぜ!)


釣り上げたマメアジは、夕食で唐揚げに・・・


秋田向浜発!釣り部の軌跡!

なんぼ、うめぇ~。ビール片手に、ほとんど1人でたえらげてしまいました。

生理的欲求である食欲を満たす瞬間。まさに至福のひとときである。


でも、まだなんかぁ、物足りねぇーなぁ~ という事で、1夜あけて

2010.06.27(日) AM2:00

自己実現を求めに船川漁港へ・・・やはり人から貰うのではなく、自分で釣り上げねば!

早速、水銀灯の前で糸を垂らすも、かかってくるのは小メバルばかり、

しか~し、AM3:30 突然、目の前の海が騒がしくなってきた。

水しぶきの音がする海面にライトを向けると、無数の魚が飛び跳ねていて、なぶらがたっている。

ちょっと、手がふるえながら、サビキをなぶらの中心に投げ、急いでルアーの準備を整え、

こちらも、なぶらの中に投入。こんなに魚がいれば、まぐれでかかってきても、おかしくはないのだが、

一向にアタリが感じられない。よくよく見ると、大きな魚(シーバスかなぁ?)に、アジ?の群れが

追い回されているみたいで、漁港内を行ったりきたりしているみたいだ。

なぶらがたってから30分。いつの間にか、辺りは元の静けさを取り戻し、残されたのは放心状態の俺!

いったい、今のは何だったんだろう。結局、何ひとつ釣果はなく、

AM5:00過ぎ、ボーズで秋田への帰路につくのであった。自己実現の道のりは遠いなぁ~